小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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KabLabo.|カブラボ
(koseki athlete balance laboratory)|2006年2月 1日

野球、サッカー、バスケットボール、ライフル射撃、格闘技、陸上、体操、スキー、スノボー、サーフィン、格闘技、ゴルフetc...思い浮かぶスポーツではほとんどの競技で活用されているまるみつボディバランスボードの開発に携わってきました。
シンプルな器具だからこそ、表面的技術に左右されにくく、自分の体の反応を素直に表してくれるのです。現在では、スポーツ選手以外に子供から大人まで幅広く使われており、あらゆるジャンルでこの「ボディバランス」の共通性、大切さを少しでも伝えていければと考えています。

研究所立ち上げのキッカケ

KabLabo.(koseki athlete balance laboratory)がトップアスリートやオリンピック選手をはじめ様々な人たちを指導・サポートしてきた中で、結果的にバランスをとるコツや根本動作の概念がいかに大切かが分かってきました。
技術的にどうこうではなく、もっと人間の構造や機能の根底的なものです。
それはあまりにも当たり前に存在していることなので、気づくことが難しい反面、簡単でとても明快なのです。
しかし、現実的にそのキッカケを掴む場所があまりにも少ないのが現状です。なぜならそれを文章化、具体化が非常に難しく、実感でしか伝える方法がないからです。
そこで、ボディバランスをテーマにそのキッカケの場を提供していきたいと考えました。
KabLabo.では「触れて伝える」ことをモットーにみなさんへ情報を伝達するために、この発信基地を立ち上げました。

「怪我・負担の結果」から「原因の追究」へ

スポーツでの故障、日常生活での肩こり、腰痛、膝の痛みなどそのほとんどは、アンバランスがもたらす結果ともいえるでしょう。
例えば腰痛の80%は姿勢からくる姿勢腰痛と言われています。
よく考えてみると、野生の動物たちにこれらの症状はありません。その症状があるのは人間だけです。
また病気も数え切れないほどの種類がありますが、これは人間や人間に飼われている動物だけの専売特許なのです。
では、野生の動物と我々人間の違いはなんでしょうか?
それは「自然さがあるかないか」です。
人間は頭がいい代わりに、感じること。つまり自然さについて鈍くなったといえるでしょう。
この自然さを失ったことで、表面的なことに囚われがちになってしまいます。それが根本的な原因を見失う大きな要因といえるのです。

ではその自然さを取り戻すにはどうしたらいいでしょうか?

例えばカラダのどこかに痛みがでたら、その痛みの治療を行うのが一般的です。
しかし、その痛みの原因はなんなのか?その痛みが出る根本はどこなのか?そのカラダの声をどう受け止めたらいいのか?
みなさんなは、考えてみたことはあるでしょうか。
第三者に自分を預けるのではなく、まずは自分のカラダの声を素直に聞くことから始めてみることです。
それが自然さを感じる第一歩であり、原因を知るためのキッカケとなるのです。
KAB LABO.ではそのカラダの声の聞き方を知ってもらい、カラダの声の聞き方をお伝えしたいのです。そして快適なスポーツライフ、生活をおくってほしいと願っております。

能力の底上げ

さらにKabLabo.では、現スポーツアスリートや未来のアスリートの技術向上には表面的な技術練習だけではなくて、もっと根本からの動作改善をおこなうことにより、能力の底上のお手伝いをしたいと思いました。バランストレーニングのハードだけではなく、ソフト面を伝えることにより、より全体的な底上げを目的としています。
1999年から多くの人のボディバランスを見てきました。そして大事なのはアイテムの性能や機能ではなく、体の使い方やアイテムの認識・使い方(ノウハウ)が何よりも大切なのです。
間違った認識を体に覚えこませてしまうと、逆効果になる恐れもあり、能力があってもその可能性を閉ざす人も少なくありません。

しかし、根本的な部分をしっかり感じる術を知っていれば、他の分野やトレーニングでも大きな間違いをすることもないし、今のパフォーマンスを伸ばすことも可能になってきます。
今まで10の能力を15の力を使わないと発揮できなかったのが、10の能力を10力で発揮できたらどんなに楽でしょうか?
KabLabo.ではそんなみなさんの能力の底上げをお手伝いしていきます。

研究所が目指すもの

今まで、まるみつボディバランスボードから様々な分野の人たちがキッカケを掴んでくれました。しかしそれは全体から見れば少数、(アスリートなどの)限られた人たちでした。
KabLabo.ではさらに実践と結果が両方が伴っている講習、講演会を積極的に行い、人間が本来持っている能力開発に努めていきたいと考えております。バランスの概念を感じることや根本動作の改善を行うことによって、スポーツパフォーマンスの向上だけではなく、快適な生活を実感し、それが日本スポーツ界だけではなく、日本社会全体、そして世界全体の未来ためにもできるだけ多くの人たちに伝えていければと思います。

バランスについての考えや気づいたこと、ボディバランスボードの活用法なども更新してまいります。講演、講習活動などもどんどんおこないますので、ご興味がありましたら是非一度は触れて実感してみてください。
             
                   

KabLabo.代表 小関勲

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