小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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目線|2006年5月15日

BBBに乗る上で大切なポイントと言えば目線です。
みなさんはBBBに乗るときにどこを見ていますか?

目線をどこに置くかで、自分のボディバランスに大きな影響を与えてしまいます。

例えば、下をみて(BBBを見ながら)バランスを保とうする人は、どうしてもカラダの動きや変化を目で見て判断し、自分のカラダを操作してしまいます。
きっと不安があるからだと思いますが、実はそれは逆効果なのです。目で見て判断することは、一旦、その状況を意識するということなのです。

でも、考えてみてください。

BBBに乗るときに別に足下を見なくても、バランスってとれますよね。どんな状況か見なくても分かっていますのよね。さらに自分の足がどこにあるかも分かっていますよね。

だったら見なくてもいいのです。

足下を見て判断することは、見る→意識・判断→行動という、1、2、3のステップが必要です。
しかし、見なくてもいいのであれば、条件反射→行動で瞬発的な動きが可能になってきます。1、2だけでことは足りてしまいます。(ここでの条件反射というのは、バランスが崩れまいとする働きのことですね)
それだけで結果的な判断が早くなるのです。
今の貴方は1、2、3ですか?それとも1、2ですか?

具体的に例を挙げると、自転車に初めて乗ったときを思い出してください。私たちは 見る→意識・判断→行動というサイクルに入っている時は思い通りになりません。何度も転んだ経験があるはずです。

しかし今はどうでしょう?

自転車に乗るとき何のためらいもなく、ペダルをこぐことができます。条件反射→行動というサイクルですよね。だから他の事をしながらでも自転車が乗れるのです。

行進をしている時、ふと手足の動きを意識した瞬間、右腕、右足が左腕、左足が同時に動いた人を見たことがあると思います。それは条件反射→行動のサイクルに意識・判断が途中から介入してしまった結果なのです。

皆さんは、普段の生活の中でこの動きは沢山しているはずです。むしろ、その動きがほとんどなのです。そしてスポーツにおていも、この感覚を掴んでいる人は、いいプレーしているはずです。

しかし、目線を変えることで、みなさんに知ってほしいことは、目線の位置というより、バランスをとる自分の感覚をカラダで感じているかどうかです。

最初は、目線の位置を変えて色々試してみて、自分の状態の変化を感じてみることから始めてみてください。目線を変えてみることで、BBBに乗る感じもまた違ったものになってくるはずです。

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