小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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緊張と弛緩の間は「良い加減」|2006年7月 3日

BBBに上手く乗れているときは、いったいどんな状態なのでしょうか。
そこには普段みなさんが認識できていない状態があります。
例えば、カラダの筋肉の状態を見てみます。
運動をする上で大切なのは筋肉の「緊張と弛緩」と一般的には言われます。
しかし、それを故意に作ってしまうのは、全体性が損なわれる可能性が大いにあるのです。
そこでまず大事なのが、緊張と弛緩の間の状態があることを知ることです。

実際に私の講義を受けた方はわかると思いますが、緊張でも弛緩でもない状態とは「良い加減な状態」です。(いい加減)無責任の意味合いとは違います。それは、言葉で表せば「自然体」と言ってもいいでしょう。

ただ、今一般的に言われる自然体とは違います。
これは特別なことではなく、普段の日常に存在する状態なのです。
日常の動作は何度やっても疲れないし、とても効率的な動作です。
ここに気づかなければなりません。コップを持つ時、ご飯を食べる時、この時に緊張と弛緩を感じるでしょうか?

緊張や弛緩をあえて感じていたら、日常が疲れてしかたがないはずです。日常動作では、緊張や弛緩をあまり感じないのです(もちろん、実際には緊張弛緩は存在します。ただ、あえて感じていないということ)。感じないのは、筋肉が動きに対して適材適所に働いているからです。

しかし、言い換えれば、緊張でもあり弛緩でもある。そして緊張でもなく、弛緩でもない状態。

これが、緊張と弛緩の間の状態。「良い加減な状態」です。


BBBに乗るときこの「良い加減な状態」を体感してみましょう。
きっと新たな発見があるはずです。


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