小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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バランスを鍛える|2006年10月 2日

バランストレーニングといってもバランスを鍛えることはでありません。
バランス能力を付け足すことでもありません。
人にはもともとそういう能力はあるものなのです。
何かにつまずいて転びそうになった時、普段では考えられない動きを反射的にすることがあります。
特別なことではなくても人は普段から凄い動きをしているのです。
水を飲む行為や歩くことすらとても複雑で精妙な動きなのです。
それは何かを鍛えてできたことではありません。
もともと持っているからできることです。
ですからkab labo.のバランストレーニングは何かを付け足して、バランスをとるコツを指導することはおこないません。
大まかなヒントを言うことはありますが、後は皆さんの能力を見つけてあげて「それですよ」と教えてあげるだけなのです。
しかし、講習会など短時間で多くの人がBBBに乗れるようになったり変化するのは何故でしょうか。
乗りながら「体が勝手にバランスをとっている!」と自分ごとながら、ビックリする人もいます。
それは乗ることが目的になっていないからです。
「BBBに乗るときは普段立っている感覚と同じように乗ってください」と言います。
しかしそうは言っても、BBBに乗ったとたん、立つことではなく乗る運動をしてしまいます。
乗る行為から立つ行為に導くことで、徐々に変化していくと結果的にBBBの上に立つことができるようになります。
BBBに乗るための型は存在しません。
身長、体重、骨格、性格、生活すべて違います。
で、あれば同じ型、規格の形というものは存在しないことになります。
共通するものがあるとすれば、眼に見えないけど、眼に見えるものです。(霊とかじゃないですよ)
バランス能力を発揮するには、付け足すことではなくて、まずあることを知ることなのです。