小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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問題はどこに置く?|2008年4月 1日

【問題点やポイントから離れてみる】

人は「前」と思うだけで重心が変化する。

また、両方の手のひらを合わせ、
人指し指の腹を1?程度離す。
そこで「くっつけ」と思ってみる。
すると、あえてそうしなくても
人差し指はくっついてしまう。

そのぐらい人は繊細であり、意識しないところでも
運動を引き起こしている。

ボディバランスについて、
アドバイスや指導をさせて頂いて感じるのは、
往々にして、やっていること(運動)を
やりすぎることである。

つまり、二重の運動になっているのだ。

バランスをとるのに、バランスをとりすぎる。
力を出したいとき、力を入れすぎる。
スピードを出したいとき、出しすぎるのだ。

また、問題を問題としてしまい、
バランスを崩してしまう人も多い。

それらが「力み」となり、全体の運動に上手く
結びつかない。

問題点やポイントなど
良いにしろ、悪いにしろ注目しすぎると、
そこを中心にして全身が働いてしまう。

本来の目的から外れて、目的を達成させるための
ほんのキッカケだった問題やポイントが、いつの間に
か目的になってしまうのだ。

そこにはまったく違う目的の運動が表れていることに
気付かなくてはならない。
(形状は殆ど変わらないが。。。)

問題やポイントとは一番目の前に置いておきたいものだが、
それはもっと遠いところに置いておくことが大切である。

問題やポイントから近すぎれば、運動は小さくなり、
遠く離れるほど、運動は常に大きな視点で捉えることできる。


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