心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
●注意の注意
注意すること。
私たちは注意するといった場合、
殆どが何かに注意する。
それは目的を持ってしまうこと。
だから、
何か予め注意する事柄を決めていることになる。
それは見方を変えれば、
他のすべてが疎かになりうる状態でもあるのだ。
大事なのは、部分的注意ではなく、
目的を決めない全体的注意である。
例えば、スポーツで何度も失敗していることに
注意すればするほど、
他のことが疎かになり、結果的に同じような失敗や
違う失敗をしてしまう。
ここでの大きな問題は、
問題を問題にしていることである。
これが部分的注意の注意点。
「失敗する何か」から離れた時
この問題は解決し始める。
何かを注意するのではなく、
不注意が起こったことに気付くことが大事。
そのためには、
目的を持たない全体的注意が大事である。
全体的に注意とは、ニュートラルであり、自然体である。
逆にニュートラルで自然体の時しか、全体的注意はできない。
この時、結果的に一番注意深くなっている。
kab labo.小関