小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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扉を開ける|2009年2月19日

●扉を開ける 身体の感覚を深めていくには、 同じようなことの突き詰めとも言える。

一度理解したら、それで終わりではない。
扉を開けたら、次の扉が待っている。
またその扉を開けていく。

この扉を開け続けるという「過程そのもの」
大切なものがある。

ただ、見た目が同じような扉であるため、
最初は進歩していないように感じることもある。

扉を開け続けているうち、
いつからか毎回違う扉を開けていることを知る。

すると、いつの間にか身体と動きの調和が良くなって
いることに気付く。

感覚とは、意識できていないところの働きが大きい。
歩くという行為も意識しているのは、方向性や速度を
決めるだけで、後は意識していないところが
ほとんどやってくれる。

扉は意識できるところである。
どれだけ扉を開けたかで自分の感覚が深まっていくのだ。

ただ、扉を開けるには1つ条件がある。

それは、扉を抜ける際には何も持っていないことである。
今までの経験、常識、記憶、培ったもの、成功、失敗、一秒前のことすら・・・
常に自分ひとりしか通ることのできない扉である。

今までの経験をなかったことにする必要はない。
ただ、それらを手放すことはできるはずである。

とりあえず、目の前の扉を開けることから。

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