小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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因と縁|2009年3月13日

●それ以上にしない。 因や縁というのは、 確かにある。

因とは因果の因、原因の因である。
縁とはゆかり。その過去の経緯など道筋を言う。

しかし、それらには、
それ以上付加価値をつける必要もない。

なぜなら、その因や縁が
今の動きを妨げるからである。

何かの結果がよければ、
これをしたから良かったんだ!
この感じが良かったのだろう!
と納得したいものである。

しかし、次回もそれに頼ると
上手く行かないことが多いはずである。

一流プレーヤーになると
これをしたから云々とは言わないはずである。
何故なら、上手くいかないことを知っているからである。

それがもし本当に良かったことであっても
それに頼り始めると、即、囚われとなり、問題となる。

コンディション作りが上手い人は
素直に今の状態に注目できる人である。

因や縁に囚われないこと、それ以上意味づけをしないこと。

当然、因や縁はあって良いし、
忘れる必要はない。大切にしても良いだろう。

しかし、それ以上求める(頼る)ものでもない。

前世であの人と、この人は・・・
それよりも今どうあるかが大事である。
もしそれが前世で関係があっても、
私たちはそこには戻ることはできないし、
見ることも、触れることもできない。

過去は事実かもしれない。
でも真実ではない。

今の私たちには今のことが一番重要であり、
リアルな真実なのである。何故ならそこに「生」があるからだ。

今、草木は成長し、今、私たちが成長し、今、動物たちは進化し、
今、老化している、今、死があり、今、生が誕生している。

今にしか「生」はない。

運動とは生の活動の表現である。
生をまっとうすること、
それが運動能力を最大限発揮することに繋がる。

貴方の手枷、足枷となっているかもしれないものを
一度手放して、運動してみる。
もっと生を感じることができるだろう。

是非試して頂きたい。

                     kab labo.小関


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