小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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オリジナルストライド|2009年6月 5日

●自分のストライドを知る。 陸上選手に指導していると 自分のストライドがどのくらいなのかを 気にする人が多い。

ストライドを気にする前に、
すでに自分のストライドは
決まっていることに気付かなければならない。

どれだけ歩幅を広くしても
自分のストライドでなければ、
余計に体力を消耗し、スピードに乗ることはできない。
特に上半身の安定が崩れる。

走りと走りの間にスキができるのだ。

また歩幅を小さくしてピッチを上げようとしても
自分にあったストライドでなければ、
これも同じことになる。特に不自然な制限が
余分な緊張を作る。

自分に合ったストライドは、
その人の安定感覚によって生み出される。

例えば、
立った状態から
重心を前に倒していくと、
自然と脚が前にでるはずだ(でなければ倒れてしまう)。

次に同じようにして、自分の好きな
歩幅を決めて行なってみる。
(狭いのと広いのと両方行なう)
するととても不自然に感じはしないだろうか。
感覚的には出した足に強く負担が掛かってくる。

もう一度、自然に脚が出るように行なってみる。

違いが分かっただろうか。
自然と自分にあった歩幅が生まれてくる。

生まれてくる。とはリアルタイムであることだ。

大事なは、自分が決めた歩幅ではなく、
自然に表れる歩幅である。

それが自分だけのオリジナルストライドとなる。

ストライド走法とかピッチ走法というのは、
個性に現れたのを第三者が分けたものであり、
本来はどちらもないと言える。

まずは、言葉や形に囚われず、
感覚を大切にして走りを探究してはいかがだろうか。

                    kab labo.小関