小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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迷路からの脱出|2010年5月 1日

●迷路からの脱出

感覚、感性が良くなることは大事だが、
それを深く知りすぎると、
底がないことに気付く(ほとんどの人は気付かない)。

それは深くて暗い迷路のようなものである。
いつの間に共有してくれる人もいなくなる。
だから自分の立ち位置、どこにいるのかも分からなくなる。

特にアスリートやアーティストが
陥っていることかもしれないが、
浅くてもそうなっている人が沢山いるようだ。

自転車に乗るのはさもないことである。
しかし、どうやって乗っているのか検証してみると
果てしない関係性と因果関係がどんどん
湧き出てくる。

それは誰も知らなかったものかもしれない。
だからこそその価値が高いように錯覚する。

それだけ知っていても自転車に乗るためには
シンプルに戻る必要がある。
今より上手に乗って下さいと言って要求すれば、
確実に今より下手になるのだ。

大事なのはシンプルに
立ち戻れるかどうかである。
深く知ることは悪いことではない。
だからこそ、
シンプルの大切さをより知る必要がある。

童心の心やのびやかな心、
純粋さ、遊び感覚、新鮮な心が大切だと
言われるのは、そういったことを伝えるのかもしれない。

どれだけ深い感覚、感性を持っても
そこに戻れなければ
複雑なままでの行為しかできなくなる。
それは、自分で運動するにしても
相手に何かを伝えるにしても
複雑なものを表現することにしかならない。

だからシンプルに立ち戻る必要がある。
シンプルには方向性が生まれる。
目の前の霧が晴れれば自然と道がみえるだろう。
どう動けばよいか分かってくる。

是非試してみて頂きたい。

                  kab labo.小関

kab labo.では複雑さを解くキッカケを
提供しています。よろしければ。


5月のワークショップ情報
第24回 フィットネスセッション 
 5/3 kab labo.小関が講師を務めます。