小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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人間の特権|2006年2月 7日


実は、考えるという行為はカラダの動きにブレーキをかけている場合が多いのです。
「あそこを意識すれば」「ここを意識して」などと考えれば考えるほど、思考の呪縛にハマってしまう可能性が大いにあります。
動きの質の違いはここなのです。
いかにカラダからの情報を表現できるかです。
しかし、ここで矛盾が生じます。
意識・思考することは人間の特権だからです。
ですから人間はここまで発展してきたとも言えるでしょう。
しかし、同時に見えなくなってしまったものも沢山あるということに気づかなければなりません。
それを自覚するには、まずは自分のカラダと対話することです。
つまり「受動的なカラダ」から「主体的なカラダ」をつくることが第一歩となるのです。
結果、動物のように「美しく、強く、早く」自在に動ければこれほど楽しいことはありません。
人間にとっての自然な動きとはどんなものでしょうか?それはみなさんの日常に存在します。
なぜならすべての人に生まれ持って備わっている能力なのですから。

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日常の強さ|2006年2月 4日


バランストレーニングを指導させて頂いているときに、必ず注意することがあります。
それは「立っている時と同じ状態で乗ってください」ということです。
最初はみなさん、私が何をいっているのか分からず、なんとなく「はい!」と元気良く返事をしてトレーニングにかかります。
しかし、ボディバランスボードに乗ってみて改めてその意味を深く理解することになるのです。

なぜ、私がそうアドバイスをするかというと、それが一番能力を発揮しやすいからなのです。つまり一番反応が早いのです。
しかし、立つことととバランスをとることを別々に考えてしまっている人たちがいかに多いことでしょう?その人にとって日常の動きは、一番楽で一番持続力があって、一番力がでる動きであることを知ることが、パフォーマンスの向上、ケガの防止に大いに関係があるのです。


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人間と動物|2006年2月 3日

動物には腰痛や肩こりはありません。動物が動いたり、走ったり、戦うためにどんな動作をしているでしょうか。自然な動きにはすべて統合性、関係性があります。
だから自然の動きには違和感がありません。局部的負荷もありません。

そこには作為的な動きはまったくありません。だから自然は本当に美しく見えるのです。

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