小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


(マガジンID:0000211621) 登録無料 ※内容は変更する場合があります。ご了承下さい。

早く動く|2009年3月 4日

●早く動くには

スポーツにおいて、
早く動けるというのは
とても大切なことである。

バランストレーニングの中で
あまり早く動くことをしないが、
実はそのトレーニングもかねている。

早く動くためにはその道筋を
知る必要がある。
その為には、動作をゆっくり行なってみる
必要がある。

その道筋を理解していないうちに
早く動こうとすると無理が生じる。
それが急ぐ原因となる。

・試しに、立った状態から
しゃがんで、また立つという運動をしてみる。

・次に、それをなるべく早く繰り返してみる。

・次に、椅子を用意して、ゆっくり立ったり
腰掛けたりする。(いつも座るように)
その運動軌道を感じたなら、

・椅子を取って、同じように立つしゃがむ動作を
早く行なってみる。

どうだろう?
先ほどの動きとまったく違うことに気付くはずである。

早く動くことには
大きく2種類あると
理解してほしい。

1つが、急いで動くこと。
もう1つが、早く動くことである。

急いで動くというのは、
心も急いでしまうことである。
心も体も急いで動いている人が
とても多い。

その中で早く動く人もいる。
それは、心は静かで動作を早くできる人である。

この二つの動きは同じ速さでもまったく異質なものである。

いつの間にか隙をつかれている。
いつの間にか動かれている。
いつの間にか当てられている。
すべて後者の動作である。

これはメンタルだけの問題ではなく、
その運動軌道をよく知っているかに関わる。

ゆっくり動きを観察してみると
早く動くために必要な要素が見えるはずだ。

ゆっくり動いてみると、ゆっくり動けないところが
あるはずだ。そこが弱点となっている。
その弱点をよく観察して軌道を知ると
早く動く要素として利点になるはずだ。

是非試してみて頂きたい。

                      kab labo.小関

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形や型の意味|2009年3月 3日

●形や型の意味 スポーツをするなかで(それ以外でも)、 形や型はとても大切にされる。 しかし、形や型はどのようにしてできたのか 考えたことがあるだろうか。

その意味を理解すると
形や型はとても大きな意味を持ってくる。

形は結果的に表れるものであり、
最初に形を持ってくると不自然なものになる。

形とは運動中の一部分を切り取ってできたものである。
だから運動中の流れや生き生きとした感覚というのが
なくてはならないはずである。

試しに実験してみよう。

・ただ腕を前にだしてみます。
すると表れたのが「腕を出した形」です。

・では、その形に合わせてもう一度腕を出してみます。
最初と後の感触を確かめてみよう。

・次に、も一度最初のように腕を出してみます。
他の人に、手の辺りを上から少し押してもらう。

・次に、「腕を出した形」に合わせて腕を出します。
同じように上から押してもらいます。

どうでしょうか。安定感がまったく違うことに
気付くと思います。
    ・
    ・
    ・
このように自然に出したときに表れる形と
形に合わせて出した形では、内容がまったく違ってくることが分かる。

よくバランス講習会では、内的バランス、外的バランスという
表現をするが、形状だけのバランスが良くても意味はないことを
体験してもらう。むしろ内的バランスだけに目を向けてもらう。
すると本人も驚くようなバランス能力を発揮する。

形や型を追うことはそれと同じことである。

基本的に形や型とはその分野で秀でた人を参考、お手本にしたものだと
考えてもいい。(もちろん、後から付け足されたことはあるだろうが)

しかし、手本となった、その本人はその形や型を形や型とは
していなかったはずである。
何故なら、その人の自然な振る舞いや動作がそうなっただけだからだ。

そう考えると形や型をどの程度大切にするのか。
形や型を基準とみるよりも、形や型までの過程に目を向けることができる。

とっさに動いた時にその形や型が生まれてこない人は、
ただ内容が伴っていないからである。

その内容は、
形や型を前に置くのではなく、後に置いてみることで見えてくるだろう。
是非試して頂きたい。

                         kab labo.小関

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腰痛エクササイズ|2009年3月 2日

腰痛はいつになっても大きな悩みです。
以前、NHKで「腰痛は二足歩行の宿命か」←(正式なタイトルは忘れましたが…)を見ました。
確かこんな感じのタイトルでしたが、とても面白い番組だったので、
再放送がもしありましたら是非ご覧下さい。

一般的に腰痛の悩みは深刻化しています。
なぜ科学は進歩しているのに悪くなる人が多いのでしょうか。

腰痛を治す。ということは、痛みを軽減させる・痛みを止める。というように、
その部分へのアプローチになってしまいます。
何故なら、腰痛を治すために対価を支払うわけですから、
依頼された側はとりあえず、痛みの軽減をメインで考えます。
すると、前述したように痛みそのものにアプローチすることがメインとなり、
その元となる姿勢や身体の使い方などが付属のようになってしまうのです。
当然、付属程度ですから、あまり意識せずに終わってしまいます。

しかし、その付属がメインで大切なことだったらどうでしょうか?

バランストレーニングではかなりの人たちが改善、軽減していますが、
実は特に腰痛用のエクササズがあるわけではありません。

kab labo.では、とにかく自分のバランスを見ていきます。
腰痛の原因となるバランスではく、自己の全体のバランスです。
すると、その元となりうる偏った運動の癖や偏った心の癖が見えてきます。
その偏った癖が痛みを誘発し、改善を阻害しています。(パフォーマンスについても
同じことが言えます)。しかし、癖自体なぜあるのでしょうか?

それは、今の全体のバランスが生んでいるのです。
ということは、今の全体のバランスを変化させえていくことが、
その癖が変化していくということです。

偏った癖というのは不自然から起こります。
不自然を自覚することは、まず自分より自然な人から教えてもらうしかありません。
kab labo.では講習やワークショップでそのキッカケを掴んで頂き、
日々の生活の中でボディバランスを整えてもらいます。

腰痛が軽減している人の共通性は「自分で感覚を掴んだ人」です。
感覚の見つけ方や捉え方はkab labo.でお伝えできます。

全体のバランスを日々気にしていると、不自然な動作や癖が浮き出てきます。
それを見つけたらそこから離れるようにします。
それを繰り返しているうちにいつの間にか姿勢は変化し痛みも楽になっています。
本人たちは驚かれますが、そんなに難しくはないのです。
もちろん、立てないとか動けなくなっている人は少し時間を必要としますが、
それも良くなる方向へ行くことができるのです。

感覚を見る意識があると以外に早く腰痛は軽減されるのです。
感覚を見ず、行為そのものに頼ってしまうと、これはいつまでたっても
良くはなりません。
職業柄なりやすいこともありますが、そのせいにししないとが
治りを早くするためにはとても大切なことです。

大事なのは自分の自然なバランスを変化させていくことです。

先ほどの番組でアフリカに先住民に取材をしたのですが、
彼らには腰痛という概念すらありませんでした。
1日に20キロも、30キロも歩くのですから、私たちよりはずーっと動き通しです。
ということは、二足歩行自体に問題があるわけではないことを証明してくれています。

それを見たとき「そうだろうな」とやけに納得してしまいました。
結局、その番組で現在の日本で腰痛に一番効果的な方法は?と
専門家に質問したところ、実は「歩く運動」が一番効果的だという答えでした。
これにも「そうだろうな」という納得感がありましたが、それを伝えるためには、
どんな感覚で?というのが必要だと思います。
不自然な歩き方は逆効果になりかねないからです。

私たちはあまりにも自然から離れてしまいました。
不自然な行為が今の自分や世の中の結果となっています。
それには全体のバランスを見直すことが必要です。
部分ではなく、全体のバランスです。
だから、少し自然という認識を取り戻してみると良いと思います。
これが自然に身体のバランスを整える方法かもしれません。

                                  kab labo.小関


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H21.2.14 バランストレーニング講習会参加者感想|2009年2月28日

2月14日(土)に東京にて
バランスやバランストレーニングについて講習会をさせて頂きました。
ご参加して下さった方々より頂いた感想を一部ご紹介させて頂きます。

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●感覚、自己バランスを知ることが大切だとわかりました。40代男性

●様々なエクササズを通して、感覚の大切さを納得できたこと、
全体と部分への意識の違いが身体の動きに及ぼす影響の大きさを感じました。
                                       30代女性

●実際に体感してもらう様々な方法がとてもよかったです。
治療をする際の指導にも取り入れると良い効果がでるのではと思いました。
                                      治療家 金雄一様

●外的バランス、内的バランスについてや自分の偏りを発見することについて
興味深かった。バランスについて初めて意識しました。自分の偏りについて
もっと感じてみたいです。                      ゴルファー 男性

●部分的な力と全体的な力の違いについて参考になった。
1回目より意味が理解でき大変良かったです。あとは自分の感覚をしっかり掴みたい。
                                    教諭 加藤祐一様

●バランス下駄での動作について興味深かった。やはり知らないうちに部分的力に
頼っていた気がします。全体の中での一部であることを改めて実感しました。
                                   プロゴルファー 男性

●自分のバランスの範囲を感じること。改めてバランスに対して再認識しました。
                                   プロゴルファー 男性

●大変参考になりました。全体、部分、ニュートラルについて興味深かった。
大変勉強になりました。                    プロゴルファー 男性

●実際に力を入れたとき、抜いたときの動きをやってみてどういう感覚の時が
力が発揮できるかを気付けました。今までやってきたトレーニングと違い、
形から入るのではなく自分の感覚を大切にするので大変面白かったです。
                                   20代 男性

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川西市歯科医師会学術講演会 感想|2009年2月27日

兵庫県川西市歯科医師会 学術講演会

川西市歯科医師会さまより、
バランス講習会の依頼を頂き行いました。
ご参加いただいたDrから感想を頂きましたので一部をご紹介いたします。


●私は、
姿勢や呼吸に関心があります。
理由は、今のお子さんたちの姿勢がわるかったり呼吸が口呼吸でおまけに浅いからです。
呼吸と姿勢をなんとかしたい!という想いがあります。
姿勢や呼吸を正しくしようとすれば歩行と遊びかな?
そこで、小関先生のHPを知ったわけです。
実際に、診療にバランスボードを取り入れています。
こどもたちは本当に楽しんで乗ってくれます。
ただ、3歳児には少し危ないので乗せてはいません。
バランスボードに乗った後の子供たちの姿勢はとても良くなります。
母親の目の前で乗せているので、母親もビックリしています。
そうして姿勢を正しくすることの大切さをしってもらったうえで、
食事のときの姿勢・勉強するときの姿勢も大事だよというふうな話にもっていってます。

●咬合と体のバランスについて勉強してきたつもりであったが、
リセットした体で咬合の調整が必要であることがわかった。

●噛み合わせに通じる内容でした。


●初めての面白さでした。実技がすごく楽しかった。
あんなことを診療室で実際にやってみたら大人にも受けるでしょうね。
そして体のことにもっとみんなが関心を持つでしょうね。
でも、もっとセミナーに出ないと無理ですね。

●ボードに乗ることにより、うそのように体が軽くなった。
また、色々なスポーツをする際にもバランスボードの感覚を
自分にフィードバックさせるだけでパフォーマンスがかなりアップした。

●身も心にも活かしたいと思った。

●以前からバランスについて非常に興味があったためバランスボードを体験してみて非常に良かった。

●最初は力で制御しようとしていたためかなり難しかったが、講習を受けて制御するのは自分の力であることがわかり、長い時間バランスボードに乗れることができるようになった。

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視点を変える|2009年2月26日

●運動の視点を変えてみる。

運動の視点を変えると、
運動の質を変えることができる。

では、どう変えれば質が変わるだろう。

人は実感したところに意識を置きやすい。

例えば、パンチを出すとき、
どこに一番実感を持つだろうか。
一般的には腕や肩辺りに実感を持つ人が
ほとんどではないだろうか。

ゴルフのスウィングのとき、
軸足に実感を持つ。

荷物を持つ時、腰に実感を持つ。

このように運動のポイントに
意識をおくことが当然のように思われる。

kab labo.では、このような状態を
「偏り」としている。
偏りとはバランスを崩す原因である。
実感を持つことは運動の不自由さを招くのだ

試しに片腕を出して
なるべく早く腕を振ってみる。

次に、その腕を強く握って
同じように腕を振ってみる。

次に肩に実感をもって
腕を振ってみる。

もう一度、無駄な力を抜いてから
腕を振ってみる。

違いが分かっただろうか。

自由度、力、速さ全てにおいて、
違いがあるはずである。

ひとつの運動において、
自分が実感として持っているものを
変えてみると新しい世界が広がる。

例えば、走ったり、歩いたりするとき、
蹴り足(後足)に実感を持つ人が多い。
これを、出す足(前足)に視点を持ってくる。
すると、気持ち悪いくらい楽に前に進むことが分かる。

陸上関係によくお伝えしているがとても驚かれる。

これだけでパフォーマンスが激変したことに
気付くだろう。

これは、前足に意識を置いたことが招いた結果ではなく、
「蹴り足から意識が離れた」ということが変化をもたらしたのだ。

運動は全体であると度々言っているが、
まさに全体の作用がもたらした変化であろう。

是非試して頂きたい。
                           kab labo.小関

H21.3.20 kab labo.バランス講習会、アドバンスセッション in東京|2009年2月24日

3月kab labo.バランス講習会、アドバンスセッション in 東京 「バランスでラクラク生活、ラクラクスポーツ」終了しました。

バランスボード(BBB)やBBBタイプG(バランス下駄)を使って
身体のバランス力を体感していただきます。
タイプGを使っての講習は好評です。楽しみにしていてください。

腰痛や肩こりの原因やスポーツパフォーマンス向上のヒントに
お役立てください。新年早速、高校サッカーや箱根、ラグビー、野球などで
BBBやkab labo.トレーニングが成果をだしてくれました。
そんなノウハウを少しでも皆さんに吸収していただければと思います。

大事なのはまず、自分のバランスを知ることです。
バランスを保つことは、同時により良い姿勢を作り出してくれます。
姿勢は即パフォーマンスに繋がります。
そして姿勢とは形状(外的)ではなく、状態(内的)です。
状態とはどんな状態のことでしょうか。

是非、体感してそれぞれの分野でお役立てください。

また一般講習会とは別にアドバンスセッション実施いたします。
kab labo.講習会を2回以上受講された方対象に行います。
バランストレーニングを活用したい方、身につけたいとお考えの方、
個々に対してのトレーニングのポイントや注意点、
トレーニング方法など個々に合わせてアドバイスさせて頂きます。


講習会、アドバンスセッション受付 

日時 3月20日(金・祝) 終了しました

▼一般講習会  スタジオ
    15時00受付
    15時30分〜17時30分
   
▼アドバンスセッション 会議室
    18時00分〜19時30分

※過去に2度(当日受講可)kab labo.講習会を受講された方のみお申込み可能です。
※人数には制限がございます。先着順となりますので、詳細は個々にご連絡いたします。

場所
 江戸川区総合体育館 1階 スタジオ 、 会議室
〒133-0043 東京都江戸川区松本1-35-1
TEL.03-3653-7441 FAX.03-3653-7161
(※講習会の詳細、お問い合わせ、お申し込みは下記連絡先よりお願いします)

交通アクセス

講師 kab labo.代表 小関勲

参加人数 【一般講習会】 20名  

        【アドバンスセッション】 5名 
       ※2回以上kab labo.講習会受講者 

会費(会場費込み) 
        【一般講習会】7,000円
 
      
  【アドバンスセッション】7,000円 ※特別価格(通常15,000円)

持ち物 筆記用具、動きやすい服・靴、各競技で使用する道具など

問い合わせ
 

講習会、アドバンスセッション受付 

練習の意味|2009年2月20日

●感覚を試す

練習とはどんな意味があるのだろう。

鍛えるため、ということもあるだろうが、
最終的には自信をつけるためである。


では、自信とはどうやってつけていくものだろう。

それは、それが当たり前になっていくことである。
当たり前とは、人に左右されない自分自身の動きをすることだ。
自分自身の動き、それは自分のバランスを知ることであり、
その中で自由に動くことに繋がる。


自由とはどんなものだろうか。
まずは、試してみることから始めなくてはならない。

それが自由でバランスが良いものかどうか。

こんな感じではどうか。→やってみる。
こんな感覚だったら。→やってみる。

そうやって自分の感覚、感性で判断していくと
いつの間にかバランス力は向上している。

様々な練習風景をみているが、自分の感覚を試している
ことをほとんど重視していないように思われる。

技術やチームプレーを試すことも大切だが、
自分自身の感覚を試すことを忘れてはならない。

そやって捉えていくと、練習の意味も大きく変わってくるだろう。
是非試して頂きたい。
                       kab labo.小関


▼自分のバランスを試してみては
3月20日 東京バランス講習会   3月21日仙台バランス講習会

扉を開ける|2009年2月19日

●扉を開ける 身体の感覚を深めていくには、 同じようなことの突き詰めとも言える。

一度理解したら、それで終わりではない。
扉を開けたら、次の扉が待っている。
またその扉を開けていく。

この扉を開け続けるという「過程そのもの」
大切なものがある。

ただ、見た目が同じような扉であるため、
最初は進歩していないように感じることもある。

扉を開け続けているうち、
いつからか毎回違う扉を開けていることを知る。

すると、いつの間にか身体と動きの調和が良くなって
いることに気付く。

感覚とは、意識できていないところの働きが大きい。
歩くという行為も意識しているのは、方向性や速度を
決めるだけで、後は意識していないところが
ほとんどやってくれる。

扉は意識できるところである。
どれだけ扉を開けたかで自分の感覚が深まっていくのだ。

ただ、扉を開けるには1つ条件がある。

それは、扉を抜ける際には何も持っていないことである。
今までの経験、常識、記憶、培ったもの、成功、失敗、一秒前のことすら・・・
常に自分ひとりしか通ることのできない扉である。

今までの経験をなかったことにする必要はない。
ただ、それらを手放すことはできるはずである。

とりあえず、目の前の扉を開けることから。

                     kab labo.小関

感覚は環境を創る|2009年2月18日

●感覚は環境を創る

身体は理屈では説明できない。
もちろん、局所的な機能や関係は
説明することは可能であろう。

しかし、その局所は常に身体全体の上に
成り立っていることを忘れてはならない。
全体があっての局所的な検証でなければならない。

だから、ここを混同すると上手く行かないのは
当然なのである。
局所的な理解をもって、身体全体は働かない。

例えば、走るにしても大腰筋が大切だと言う。
確かに必要な要素ではあるだろうが、
それだけに注目しすぎていいのだろうか。

ボルドー選手など異常な大きさの大腰筋があるようだが、
彼自身それを知って大腰筋を鍛えた訳ではない。

しかし、局部的な理論に信仰を持ってしまう人は、
大腰筋を鍛えれば足が早くなると思ってしまう。

この時点で、ボルドー選手とはまったく違うアプローチに
なっていることに気付かなければならない。

人や動物は環境で身体の構造や機能や突出させる能力が
違ってくる。

それは、環境という全体的影響であり、
個人がどうこうできるものではない。

ボルドー選手も環境の影響は大きいだろう。
その環境の影響で掴んだ感覚の方が
なによりも早く走るために大切なことなのである。

そう考えれば、
身体にしても全身の感覚を変えることで
自然と機能してくるところが変わってくると言える。

感覚を変えていくとは、環境を変えることである。

私たちは環境を変えるために、いきなり、ジャングルに居を
移すわけにはいかない(笑)

だから、手っ取り早くできるのは感覚を変えていくことである。

感覚をどのように変えていくかで
全体の作用、働きは大きく変わっていく。

kab labo.バランス講習会では、
そうやってどんな感覚が体の統率を生み、
どんな感覚が能力を低下させてしまっているのか
体感しながら行なっている。

ある高校では5年前くらいから、バランストレーニングをはじめ、
全体性を大事に感覚的トレーニングを行なっているが、
今年はすでに5人ほど140キロ台を投げる選手が出てきている。
ちなみに局所的トレーニングは一切やっていない。
さらに、部員70名のうち、ケガ人はいないそうである。

局所的なトレーニングではなく、全体の感覚を変えることで
環境を変化させたことが、能力発揮に大きく関わっているだろう。

局所の強化ではなく、全体の調和。それが、バランスであり、
能力発揮の大きな鍵になる。

是非試して頂きたい。
                          kab labo.小関


仙台にてkab labo.講習会を行います。よろしければ。