小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


(マガジンID:0000211621) 登録無料 ※内容は変更する場合があります。ご了承下さい。

扉を開ける|2009年2月19日

●扉を開ける 身体の感覚を深めていくには、 同じようなことの突き詰めとも言える。

一度理解したら、それで終わりではない。
扉を開けたら、次の扉が待っている。
またその扉を開けていく。

この扉を開け続けるという「過程そのもの」
大切なものがある。

ただ、見た目が同じような扉であるため、
最初は進歩していないように感じることもある。

扉を開け続けているうち、
いつからか毎回違う扉を開けていることを知る。

すると、いつの間にか身体と動きの調和が良くなって
いることに気付く。

感覚とは、意識できていないところの働きが大きい。
歩くという行為も意識しているのは、方向性や速度を
決めるだけで、後は意識していないところが
ほとんどやってくれる。

扉は意識できるところである。
どれだけ扉を開けたかで自分の感覚が深まっていくのだ。

ただ、扉を開けるには1つ条件がある。

それは、扉を抜ける際には何も持っていないことである。
今までの経験、常識、記憶、培ったもの、成功、失敗、一秒前のことすら・・・
常に自分ひとりしか通ることのできない扉である。

今までの経験をなかったことにする必要はない。
ただ、それらを手放すことはできるはずである。

とりあえず、目の前の扉を開けることから。

                     kab labo.小関

感覚は環境を創る|2009年2月18日

●感覚は環境を創る

身体は理屈では説明できない。
もちろん、局所的な機能や関係は
説明することは可能であろう。

しかし、その局所は常に身体全体の上に
成り立っていることを忘れてはならない。
全体があっての局所的な検証でなければならない。

だから、ここを混同すると上手く行かないのは
当然なのである。
局所的な理解をもって、身体全体は働かない。

例えば、走るにしても大腰筋が大切だと言う。
確かに必要な要素ではあるだろうが、
それだけに注目しすぎていいのだろうか。

ボルドー選手など異常な大きさの大腰筋があるようだが、
彼自身それを知って大腰筋を鍛えた訳ではない。

しかし、局部的な理論に信仰を持ってしまう人は、
大腰筋を鍛えれば足が早くなると思ってしまう。

この時点で、ボルドー選手とはまったく違うアプローチに
なっていることに気付かなければならない。

人や動物は環境で身体の構造や機能や突出させる能力が
違ってくる。

それは、環境という全体的影響であり、
個人がどうこうできるものではない。

ボルドー選手も環境の影響は大きいだろう。
その環境の影響で掴んだ感覚の方が
なによりも早く走るために大切なことなのである。

そう考えれば、
身体にしても全身の感覚を変えることで
自然と機能してくるところが変わってくると言える。

感覚を変えていくとは、環境を変えることである。

私たちは環境を変えるために、いきなり、ジャングルに居を
移すわけにはいかない(笑)

だから、手っ取り早くできるのは感覚を変えていくことである。

感覚をどのように変えていくかで
全体の作用、働きは大きく変わっていく。

kab labo.バランス講習会では、
そうやってどんな感覚が体の統率を生み、
どんな感覚が能力を低下させてしまっているのか
体感しながら行なっている。

ある高校では5年前くらいから、バランストレーニングをはじめ、
全体性を大事に感覚的トレーニングを行なっているが、
今年はすでに5人ほど140キロ台を投げる選手が出てきている。
ちなみに局所的トレーニングは一切やっていない。
さらに、部員70名のうち、ケガ人はいないそうである。

局所的なトレーニングではなく、全体の感覚を変えることで
環境を変化させたことが、能力発揮に大きく関わっているだろう。

局所の強化ではなく、全体の調和。それが、バランスであり、
能力発揮の大きな鍵になる。

是非試して頂きたい。
                          kab labo.小関


仙台にてkab labo.講習会を行います。よろしければ。

→を知る|2009年2月17日

●→を知る

相手や結果をどうにかするには、
その過程や道筋が大切である。

過程や道筋とは、
例えば、A→Bというような
結果(A)から結果(B)ことではなく、
「→」のことである。

一般的にトレーニングとは
このAとういう形やAについての理論を
深めていくことを繰り返しているもの(Bもしかり)。

よく、動きの解説で「1、2、3」というように
動きを分解しているが、それを素で行なっているのが
一般的トレーニングの理解である。

だから、その過程や道筋である「→」そのものに
目を向ける人は非常に少ない。

何故なら、AやBとは違い、指し示すことが困難な
部分だからである。

例えば、茶碗の本体はどのような素材でどう作られたか、
そしてどうやれば上手くできるのかというように理解できる。
つまり、茶碗自体がAやBである。
「→」はその茶碗の空間を指しているようなものなのだ。
しかし、どんなに良い陶器でも、どんなに良い柄でも
どんなに有名な人が作ったものでも、お茶を注ぐ空間がなければ、
茶碗としての意味がなくなってしまう。

そんな「→」を知るためには、
見た目や形に囚われないことである。
結果はすべて結果的なものである。
振り返って初めて理解できるものであり、
認識して理解できるものではないという理解が必要である。

過程や道筋は常にそこにあり続け、
自己が振り返ったところが結果となる。

つまり、大事なのは結果という幻想に惑わされず、
過程や道筋を景色を眺め歩るき続けることである。

それが感覚を大切にすることに繋がる。
「→」は感覚でしか捉えられないものである。
そして誰にも頼れない自分だけの領域なのだ。

相手や結果を求める前に
自分はどこに居るのかが重要である。

自分の立ち位置が分かったなら、
どこに動いても自由なのだから。

                      kab labo.小関

H21.3.21 kab labo.バランス講習会in仙台|2009年2月10日

2009年kab labo.バランス講習会 in  仙台 
「バランスでラクラク生活、ラクラクスポーツ」終了しました。

 テーマは「バランスでラクラク生活、ラクラクスポーツ」です。
バランスボード(BBB)やBBBタイプG(バランス下駄)を使って
身体のバランス力を体感していただきます。
タイプGを使っての講習は大変好評で、動的なバランストレーニング
として効果を出しております。

腰痛や肩こりの原因やスポーツパフォーマンス向上のヒントに
お役立てください。新年早速、高校サッカーや箱根、ラグビー、野球などで
BBBやkab labo.トレーニングが成果をだしてくれました。
そんなノウハウを少しでも皆さんに吸収していただければと思います。

大事なのはまず、自分のバランスを知ることです。
バランスを保つことは、同時により良い姿勢を作り出してくれます。
姿勢は即パフォーマンスに繋がります。
そして姿勢とは形状(外的)ではなく、状態(内的)です。
状態とはどんな状態のことでしょうか。

是非、体感してそれぞれの分野でお役立てください。
kab labo.初の仙台講習会です。皆様とお逢い出来るのを楽しみにしております。

講習会申し込み 

日時 3月21日(土) 終了しました。

▼バランス講習会
    14:00受付開始
    14:30〜16:30

場所
 広瀬文化センター リハーサル室 
〒989-3125仙台市青葉区下愛子字観音堂5番地
TEL.022-392-8401
(※講習会の詳細、お問い合わせ、お申し込みは下記連絡先よりお願いします)
JR仙台駅仙山線のりば6番線7番線で、山形、山寺、作並、愛子方面行きに乗車し15〜25分、愛子駅で下車。徒歩7分。

交通アクセス

講師 kab labo.代表 小関勲

参加人数  20名 
       
会費(会場費込み) 7,000円
 

持ち物 筆記用具、動きやすい服・靴、各競技で使用する道具など

問い合わせ
 

講習会申し込み 

気配を消す|2009年2月 3日

●気配を消す 相手に動きを読まれてしまう。 読まれにくい人、読まれやすい人の 違いは何だろうか。

実は、相手は貴方の動きを予測しているのではなく、
貴方が動く合図をしているから気づかれる
というのが真相である。

えっ、そんなことはないはず!
と思うかもしれませんが、

相手自身も気付いていない信号(つまり無意識)を
キャッチし貴方の動きを読んでいるのです。

では、どんな信号をだしているのでしょうか。
信号とは、動きの癖のようなもので、
無意識レベルのルーティンと考えてもよい。

つまり動く前に、何か起点を作り動いているということだ。
例えば、踏ん張ってから動く癖。
力を抜いてから動く癖などなど。

動く前の動きが信号となり、相手に届くのだ。

では、実験してみましょう。まず2人ペアになります。
Aさんが片手を差し出します(手の甲を上にして)。
Bさんはその出した手の上に片手を触れ合わないように重ねます。

これで準備オーケー。

ルールは簡単。
・Aさんはいつでもいいので、素早くその手を後に引きます。
・BさんはAさんが少しでも信号を発したらその手を掴みます。
※注意点、動き自体を検証しているため、フェイントは一切使わないこと。

・まず最初に、自分なりに素早く手を引いてみる。
・次に、どこか起点を作った状態で、手を引いてみる(足元や腰など)。
・次に、手を引くのではなく、肘先端を引く感覚でやってみる(一切準備せずに)。

それぞれ違う質感を味わえると思います。
さて、どれが気配なく動けただろうか。

このように同じ動作を違う感覚で行うことで
動きの質を変えることができる。

これは意識をそらすことで
「引くという動作」から離れたことにより
無意識のルーティンからも離れられるのだ。

いつの間にかマニュアル化された動きは
無意識のルーティンを作り出す。

そのルーティンを外していくには、
動作や方法に囚われるのではなく、
意識や動作の起点がないかを
常に自分を観察することである。

打撃や投げなど他の動作にも応用できるので
是非試して頂きたい。

                  kab labo.小関

素で捉える|2009年1月31日

●素で捉える。

素で捉える。
つまりそのまま作為なく捉えると
全体を捉えることになる。

実際は捉えないといことなのだが…(笑)

頭で理解しようとすると、
瞬時にそれらは部分化してしまう。

人(自分も含め)は理解して動くという習慣が
強く染み付いてしまったため、
そういったサイクルが定着している。

理解するとは
フォーカスすることである。

フォーカスが悪いわけではないが、
それが答えになると問題が生じる。

フォーカスした理解が増えれば、
知識となるが、それはいくら増やしても
部分の組み合わせでしかない。

りんごの成分をすべて理解しても
潰したりんごを元に戻すことはできないし、
人工的に作ることもできない。

理解+理解+理解…∞=部分の組み合わせ

大事なのはフォーカスしても
素で捉え直しておくこと。

素で捉える→フォーカスしてみる(理解)→素で捉える

全ては刻一刻と変化している。
変化していないものはない。
その変化をリアルに捉えるためには、
理解は置いておく必要がある。

こんなサイクルで物事が見れると
ココロもカラダも、
常にニュートラルな自分を保つことができだろう。

身体はまず全体ありき。
部分の組み合わせではないことを
理解に理解させておくことである。

是非試して頂きたい。

▼では、全体とはなんでしょうか。
体験したい方はこちら。
2月バランス講習会→ 
詳細は

                      kab labo.小関

間合いを知る|2009年1月30日

●間合い 間合いを取る。 間合いを詰める。 武術だけではなく、スポーツや仕事、人間関係など すべてに関わってくるのがこの間合いである。

この間合いで誰がその場を仕切るのかが決まり、
スポーツであれば、どちらが主導権を握るのかが決まる。

それは、ただ相手がいての距離感や相互関係での
物事ではない。

自分らしさをどれだけ保てるかが決め手となる。
人は自然に行った時ほど能力を発揮する。
考えすぎたり、固めすぎたり、使いすぎたりと、
過ぎるはパフォーマンス低下の一番の原因である。

大事なのは、自分自身の間合いを持つことである。
自分自身の間合いとは、心も体も早すぎず、遅すぎず、
間に合って動くことである。

焦って動くこと、考えすぎて動かないこと、
どちらも間に合ってはいない。

自分に間に合うこと。

相手に合わせる前に自分の何がズレているのか。
事に自分が間に合っているのかをよく観察してみる。

それが結果的に間合いを詰めたり、間合いを制すること
に繋がってくる。是非試して頂きたい。

                       kab labo.小関

否定を拾う|2009年1月29日

●否定はゴミ箱へ

否定は抵抗を生み、
抵抗は争いを生み、
争いは混乱を生む。

身体も同じである。
考えや迷いが抵抗感となって現れる。
こうしなくては、こうしなければ、これはしないように…

その抵抗は身体の中で様々な作用を打ち消しあう。
そして出力されるはずの能力が半減する。

抵抗感は拒否しても、
見ない振りをしてもそこにあり続ける。

ゴミは、拾ってゴミ箱に入れなければ、
そこにあり続けるように。
誰かが拾ってくれることもあるだろうが、
それは、一時的なものでしかない。

だったら、自分で拾いどんなゴミなのかよく観察してみればいい。
もしかしたら、それは宝の地図かもしれないのだから。

                        kab labo.小関

歪みを正す|2009年1月28日

●歪み 「歪む」という文字は「不正」と書く。

不正の「正」とは何を指しているのだろうか。
何が「正」ではないのだろうか。

我々の「正」は個々に違う。
善いこと、悪いこと。
許せること、許せないこと。…

個人的な基準の「正」ではない。
もっと壮大な「正」である。

「正」とは「自然」である。

自然は私たちが把握できるものではない。
私たちは受け入れるしかない。
それが自然の力である。

それにそぐわないとき、
不自然という歪みを起こす。

歳をとれば、柔軟性は小さくなり、
筋肉の強さも衰えてくる。

腰も曲がってくるかもしれない。

しかし、それはここで言う「歪み」ではない。

腰が曲がったらそれを修正することを
「歪みを直す」ことと勘違いしてはならない。
曲がることもひとつの自然であるからだ。

腰が曲がった状態でも
その範囲での自然体がある。
まず、それが大切である。

歳をとって歩幅狭くなった、足が上がらなくなったから、
単に歩幅を広げたり、足を上げたりしたらいいのだろうか。
それが不自然を生み出し、別のところに必ずしわ寄せを作る。

これが歪みの本質ではないだろうか。

「歪み」を修正するには、
部分的変化ではなく、全体感に目を向けることが大事である。

人も動物も
必ず、歳をとっていく。
歳をとるという言葉が嫌なら、「変化」といってもいい。

肌質も変わる。
新陳代謝も変われば、
食すものや量も変わっていく。

感覚、感性に注目していると
その変化を大切にできる。

しかし、見た目や情報に囚われると
その変化は見えなくなる。

考え事をしていると、
周りで起こっていることに
気付かないのと同じである。

瞬間瞬間私たちは変化していく。
変化とは自然である。
自然は今この瞬間に起こっていることであり、
過去にも未来にもない。

形や過去の情報と比べていると、
個人的な「正」を作ってしまう。

比べているうちにも、
変化は起こり続ける。

変化を味わうことなく、
過去に囚われ、
歳をとることが問題である。

歪みは今から離れた時に表れるもの
ではないだろうか。

身体的若さは戻らないかもしれないが、
自然体を深め続けることはできるだろう。

そしてそれが一番若々しく生きることではないだろうか。

                     kab labo.小関


▼2月のkab labo.講習会受付始めました。
こんなことを体感したい方はお気軽にどうぞ。
 
詳細は

限界とパフォーマンス|2009年1月22日

●「限界まで使わない」がコツ

身体を限界まで使えば
能力が発揮できるのは嘘である。

やった感があっても
結果が伴わないのはそのためだ。

限界とはすでにバランスを崩している状態では、
ケガの元になるばかりか、パフォーマンスを
著しく低下させる。

大事なのは限界まで使うのではなく、
良い加減で使うことである。

例えば、
・片腕を前に限界まで伸ばしてみる。
・その腕で少し重量を感じるものを持ってみる。
・次に、普段コップを持つぐらい普通に
・同じものを持ってみる。

それだけでパフォーマンスの違いが
分かるはずである。

後者は何度行なっても疲れないが、
前者は数回でとてつもない疲労感が残ってしまう。


関節は開きすぎず、閉じすぎないこと。
筋肉は固めすぎず、緩めすぎないこと。
可動域は最大に使わず、有効に使うこと。
脳は考えすぎず、遊び感覚があること。

これらの要素は小手先の技術ではなく、
全て関連しているものであり、独立しているものではない。
感覚としてはわかりづらくなるが、全体の統制がとれている
証拠でもある。

これがパフォーマンスを発揮させるコツである。

                       kab labo.小関

▼2月のkab labo.講習会受付始めました。
こんなことを体感したい方はお気軽にどうぞ。
 詳細は