小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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流れ|2010年3月28日

●運動は流れ

バランス講習会でお伝えしていることは、
実際の動作や方法、技術ではない。

立っているとき、どうやっているか分からないし、
歩いているとき、どう体を操作しているか分からない。

しかし、絶妙なタイミングで体の機能を
同時に使っている。

というより、統一された運動と言った方が
良いだろうか。

これこそ、全ての人に備わっている
何よりもの能力である。

このどうやっているか分からない統一された
運動にアプローチしてバランスを整えるために
kab labo.のバランストレーニングをキッカケに
してほしい。

ではその能力とはどんなものだろうか。

これは特別なものではない。
私たちが知らない間に
血液が体中に流れているように
統一された運動も流れ続けている。

だからいつでも発動できる。
思った瞬間動いているような感じ。
実は日常動作は何気くみんながやっていること。

最初に言った
具体的な運動方法や形だけに
囚われてしまうと、
この流れを感じにくくなる。

この流れを感じるためには
どうしたらよいだろうか。

そのためには自己観察することである。

自己観察。

前提や想定なく、自己観察できた時、
その流れに近づくことができる。

流れをせき止めたり、流れを無理に変えることは
常に後天的な癖や繰り返しによるものである(つまり自己の責任)。

だれでも正常な流れを持っている。
それをどれだけ大事にできるか。
これが大きな分岐点となるだろう。

                kab labo. 小関