小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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能力を引き出す集中力|2018年4月 9日

運動能力だけではなく、様々な能力を引き出すには、

カラダに対してどのような集中(集注)であるかが大きなポイントなる。

 

もしかしたら夢中になると言ったほうが、

しっくり来る人もいるかも知れない。

 

小さいころ友達と遊び回った記憶は誰にでもあるだろう。

時間を忘れて気づいたら帰る時間をとっくに過ぎていたり、

かくれんぼで何分も窮屈なところでじっとしていたり、

服や髪の毛が汚れるほど虫取りに夢中になっていたり、、、。

その時「具体的にカラダ」に注目していた人は少ないはずである。

 

すべてその瞬間瞬間の出来事に没頭していることが、

同時に自分のカラダに集中していることであることなのだ。

 

と、その関係性をフッと文字化にしてみたいと思った。

 

そして出来事の関係の中で運動能力は引き出され、深化されていく。

 

例えば、川遊びで不安定な岩の上に立ったとき、

バランスを保つためにどうしたらいいかを試行錯誤する。

岩のどのあたりに立つと良いのか、どんな感じで足を置くのか、

バランスが崩れても別の岩に飛び乗れるかを把握していたり、

もし川に落ちても流されたりしないか、

服が濡れるのをどのくらい最小限で抑えられるかなのど。

 

そしてそういった可能性を携えつつ、

そうならないように不安定な岩に立つことに挑戦する。

思考も含めたカラダ全身で考える。

 

こうやって運動能力が養われ、引き出される。

 

大人になるにつれて、自分に注目すること、実感すること、意識を向けることを教えられるが、

これは偏ったカラダを育ててしまうことがあるということ。

 

確定した条件や環境の中で育まれる身体性ではなく、

不確定な条件や環境に育まれる身体性に

 

集中のヒントが隠されている。

 

僕は田舎育ちだから、こういった例で紹介したが、

みなさんが経験した夢中に照らし合わせて思い出してみ欲しい。

 

                         バランストレーナー小関勲

 

 

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#ヒモトレ #ひもトレ#ココロのバランスボード

 

 

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山形Gura オープニングイベントにて