小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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心地よさ|2010年11月22日

表裏のある心地よさか。

心地よさそのものか。

 

心地よさは誰でも求めたいものであるが、

それが表裏のあるもか、そうでないかは、

大きな違いがある。

 

表裏の心地よさは常に不安や恐怖というものと

一対になっている。

 

だからどれだけ心地よさを獲得しても

常にそれが付きまとう。

 

例えば、

100万円持っているという安心感が

使えばそれが失われるという不安感となる。

 

人を支配した人は、

同時に支配できないことを恐怖に感じたりする。

 

勝つことで得る強さという地位や賞賛。

次にそれに答えられるかどうかというプレッシャー。

 

なとど言えば分かりやすいだろうか。

 

結果に対するアプローチを間違うと

どこまで行っても

これらは表裏セットとなってしまう。

 

逆に

後者の「心地よさそのもの」は、

まったく違うアプローチで結果を見ることができる。

 

まぁ、考えて知りえるものではないことは確かである。

 なぜなら、身体感覚によってしか知ることが出来ないからである。

 

それが感性を育み、人との調和、協調を高め、

偏りを少なくしていき、

個々この主体(能力)を開花させる。

 

表裏のある心地よさが悪いというわけではない。

ただ、心地よさそのものがあることを知ることで

バランスを保ってくれるような気がするのは

私だけではないように思う。

                       kab labo.小関