小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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自分|2009年4月 2日

●主体と調和

自分で行なうこと。
自分でやってみること。
自分で感じてみること。
自分で。。。

自立や自己の確立が
大切といわれている。
確かに大切な要素であり
欠かせないものである。

しかし、表面的なことではなく、
もっとその意味を理解すると
捉え方も大きく変わってくる。

自分というのは、
(自)自己という意味と
(分)全体の一部分であるという意味がある。

確か、安岡正篤氏が著書の中で述べていた。

主体的である部分と
協調、調和すること。
これらが1つであることを「自分」という。

本当の意味は分からないが、
こう捉えるととても面白い。

これは、自然をみても
同じである。

野に咲く一輪の花がある。

周りに囚われず、
自分の遺伝子の指令に従い、
ただただ自分のことをしている。
恐ろしいほどの主体性である。

その花に集まる虫や動物たち、
生きるために必要な要素や
栄養を運んでくれる土や空気や太陽。
恐ろしいほどの協調性、調和力がある。

この二つの要素が
生命の本質ではないだろうか。

人も自然の一部であり、動物であるならば、
その両方を兼ね備えていることが本然では
ないだろうか。

自然たちは戦争を起こさない。
自然たちは矛盾もない。
自然たちは悩みもない。

これらは、正誤善悪ではない。
偏りと抵抗であり、それがこれらの結果を
生むのではないだろうか。

自然は常に主体と調和を持ち合わせている。

主体が行き過ぎれば、調和を壊し。
調和が行き過ぎれば、主体を失う。

私たちの行動や言動に
これらの要素が同時存在しているだろうか。

自分の身体に耳を傾けて見ると、
教えてくれるはずである。

是非、そんなことをバランスを通じて学んで
頂ければ幸いである。

                 kab labo.小関

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