心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
●不安と心配と恐怖の正体。
腕がある人が、腕がどこになるか心配はしない。
呼吸ができる人は、呼吸ができるか心配はしない。
当たり前にできていることを、できないと心配することはない。
不安や心配や恐怖とは無いものに執着した時に発生するものだ。
もし、あそこでこうなれば…無理だな。
もし、こう来てこう来られたら…行くことができない。
もし…、もし…、もし…。
不安や心配や恐怖は消極性を生み出す。
それが重い扉となり、
自己の可能性を閉ざしてしまう。
言い換えると、
今に集中できていない証拠が心配や不安である。
今自分ができること、
今自分がやっていること、
今この瞬間に集中できていれば、
そこに心配や不安は現れない。
今に集中することと、不安は同時には
存在できないからだ。
これは長期的なものだけでもない。
たった1秒にも満たない時間の中でも
そういったことが瞬時に起こる。
瞬間的であってもその影響は計り知れない。
人間はとても精緻なものであると同時に
面倒な動物でもある。
言えることは、
不安や心配や恐怖はその瞬間の現実では
ないということだ。
現実で私たちが関与できることは、
今この瞬間という連続をまっとうすることである。
心配や不安を持って過ごした1日と
それを持たないで過ごした1日、
何か世の中が変わるだろうか?
自分の意思に関わらず、
相変わらずたんたんと一日は過ぎていくはずである。
そう考えると、不安や心配や恐怖と付き合う方法も
見えてくるだろう。
「未知とは可能性である」と誰かが言っていた。
確かにその通りかもしれない。
そこに付け加えるならば、
未知をそのまま未知としておけることが、
可能性を引き出す最善の方法では
ないだろうか。
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