小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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不安・心配・恐怖の正体。|2007年6月30日

●不安と心配と恐怖の正体。 
 

腕がある人が、腕がどこになるか心配はしない。
呼吸ができる人は、呼吸ができるか心配はしない。
当たり前にできていることを、できないと心配することはない。

不安や心配や恐怖とは無いものに執着した時に発生するものだ。

もし、あそこでこうなれば…無理だな。
もし、こう来てこう来られたら…行くことができない。
もし…、もし…、もし…。
不安や心配や恐怖は消極性を生み出す。

それが重い扉となり、
自己の可能性を閉ざしてしまう。

言い換えると、
今に集中できていない証拠が心配や不安である。
今自分ができること、
今自分がやっていること、
今この瞬間に集中できていれば、
そこに心配や不安は現れない。
今に集中することと、不安は同時には
存在できないからだ。

これは長期的なものだけでもない。
たった1秒にも満たない時間の中でも
そういったことが瞬時に起こる。

瞬間的であってもその影響は計り知れない。
人間はとても精緻なものであると同時に
面倒な動物でもある。

言えることは、
不安や心配や恐怖はその瞬間の現実では
ないということだ。

現実で私たちが関与できることは、
今この瞬間という連続をまっとうすることである。

心配や不安を持って過ごした1日と
それを持たないで過ごした1日、
何か世の中が変わるだろうか?
自分の意思に関わらず、
相変わらずたんたんと一日は過ぎていくはずである。

そう考えると、不安や心配や恐怖と付き合う方法も
見えてくるだろう。

「未知とは可能性である」と誰かが言っていた。
確かにその通りかもしれない。
そこに付け加えるならば、
未知をそのまま未知としておけることが、
可能性を引き出す最善の方法では
ないだろうか。

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