小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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カラダで認識してみる|2006年2月 6日

私がお伝えできることは、難しい理論や高度な練習方法ではありません。
もっと根本的な部分にアプローチし、まずは本人にその大切さを自覚してもらうことです。
それによって、高等技術が大きく変化していく様子を何度も見てきました。
表面的な技術はあまり大きな変化がありません。
トップアスリートになると技術自体は大きな差はありません。
その差がでるのは「動きの質」なのです。
何度も言いますが、劇的な変化のキッカケは身近なところに存在しているのです。
スポーツ選手もそうでない人も、バランスが大切だということは分かっていても、それが何故大切なのか、またどのくらい大切なのか理解している人は少ないでしょう。
それなら、勉強すれば理解できるでしょうか。
いいえ、100%理解することは不可能です。
なぜなら、カラダで感じることを疎かにしているからです。
カラダで感じ、認識することがとても大事になります。
私たちのカラダが頭で理解できる程度であるならば、みんな簡単に一流のアスリートになれるでしょう。
また、これほど多様なトレーニング方法や多くの指導者は存在しないわけです。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、「一考は一動にしかず」というのが、一番適当な言葉だと思います。
体で得る情報は、頭で考えることより数百倍、数千倍の情報量があるのです。
みなさんも身に覚えがあるはずです。
今まで、多くのトップアスリートや子供から高齢者まで様々な人を見てきましたが、ほとんどの人が日常的な動作には支障がない反面、多く人が自分のカラダを有効に使えていないことも事実なのです。
そこには、「思考」という壁が存在していたのです。

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