小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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バランスをとるコツ1〜アウターバランス〜|2006年5月27日

BBBに乗ってもらうと、上手く乗れる人と乗れない人がいます。
乗れる人と乗れない人の違いはなんなのでしょうか。
センスの問題?… 違います。バランスをとるコツを知っているかどうかなのです。
では、コツってどんなコツ?となりますが、これから説明してみましょう。

コツは大きく2種類あると考えてください。
1つ目は、アウターバランス(外面バランス)。
2つ目は、インナーバランス(内面バランス)。
と分けておきます。

まずは、アウターバランスから説明いたします。
アウターバランスは見た目の動きや形を言いますが、ここのポイントは、頭(上半身の安定)です。
頭にはバランスを司る、前庭器が存在します。この部分が安定した状態を維持することで、バランスがとりやすくなるのです。
上手く乗れない人には、この頭の安定がありません。
※固定ではないので注意。

構造的にも頭が安定するように創られているのでしょう。頭が安定すると、面白いように他の部位が活動しはじめて、より効率的なバランスをとるための運動をおこなってくれるのです。
例えば、乗れない人に頭の安定を促すと、今までその運動に参加していなかった体幹(胴体)が動きだします。そうなると末端操作でのバランス動作の限界を理解することができるのです。

乗れない人は、ほとんどがカラダの末端(手先・足先)でバランスを保とうとしています。結果的に頭の安定が崩れていくと、自分の位置感覚がなくなり、バランスを保持することが困難になってきます。
逆に頭の安定がある人は、常に自分の位置感覚を把握している状態ですから、その時その時の必要な動きをしっかりすることができるのです。


つづく