小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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バランスをとるコツ2〜インナーバランス〜|2006年6月16日

インナーバランスについて説明します。
アウターバランスは外見から検証して説明しましたが、インナーバランスはその名の通り、中見についての説明になります。
BBBに上手く乗れない人は、たいてい筋力を使ってどうにか操作してやろうという、気持ちが現れてしまします。結果BBBを上手に操作することはできません。実はBBBは操作するのではなく、勝手にカラダがコントロールしてくれることに気づかなければなりません。
ですから、操作する感覚が逆にBBBに乗れない原因を作ってしまいます。
また、操作しようとすると精密な動作を要求されるバランスが上手く表現されません。力を使っている実感がある人は、力を使い過ぎなのです。コップを持つときに、力を入れすぎることはありません。その状況にふさわしい力を使っているから、力を入れているかどうか分からない状態ががあり、それが一番効率のいい状態なのです。

ここには1つの私たちの考え違いがあるのです。多くの人たちは筋力がイコール力、スピードと無意識に勘違いしています。
もちろん、筋力は必要な要素ですし、なければ人間は立つことすらできません。
しかし、筋肉意識が強いあまり、疎かにしてしまっているものもあるという事です。
それが人間のもっともインナーにある「骨格」です。
骨格操作については、運動脳力開発研究所の栢野忠夫氏の体幹内操法を参考にするとより深く理解できるでしょう。
インナーマッスルを鍛えると良く言いますが、インナーマッスルより奥にあるものとは何かを考えると、それは骨格なんですね。
骨格操作を主とした動作ができると、筋力は適材適所に働くようになってきます。同時にインナーマッスルも刺激されているわけです。
これは特別難しいことではありません。私たちも日常やっている動作となんら変わらないのです。だから茶碗をもってご飯を食べることが疲れることはありません。頭をかくときも楽にできているはずです。これを意識した瞬間に別の運動状態をつくってしまうのが、いままで刷り込まれてしまった筋力主導の癖なのです。
この状態が理解できてくると、人間のナチュラルな能力を表現できるようになってきて、逆にBBBがその能力を引き出すアイテムとなってくるのです。


Marumitsu Body Balance Board