小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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カラダの要素|2006年6月28日

日常動作は無駄が少ない。だから疲れない。つまり人間にとってもっとも効率のいい動作なのです。
BBBに乗るとき、スポーツをする時にこの日常動作と全く違う運動を行えばどうなるでしょうか。もちろん疲れます。疲れるということは余分なトレーニングをしなくてはならいのです。短絡的な考えだと思われるかもしれませんが、そこに大きなヒントが隠されているのです。

人間が存在するだけで自動的に活動する要素は、1100万要素といわれます。
しかし、人間が意識して動かせる要素はなんと40要素なのです。初めての自転車の運転を思い出してください。私たちは意識している時は40の要素しか動かせないのですから、とても大変な作業となります。不必要な筋力、動作をおこないより困難な動作をしていませんでしたか?ある時ふっと体に任せて運転してみたら凄く楽に運転できた瞬間があったはずです。今では何も考えずに1100万の要素を利用しているはずです。だから複雑な動作でも難なくこなせるのです。
この1100万の要素と40の要素は日常動作と非日常動作と分けてもいいかもしれません。
非日常動作を日常動作に照らし合わせてみると何かヒントが掴めるかもしれませんね。
少し分かりづらいと思われる方にコツを教えます。実感がないとき1100万の要素が働いています。ゴルフのスイングやバットのスイングの時、ボールが軽く飛んでいくことはありませんか?そのときに打った実感はないはずです。その時何かを考えて操作していたでしょうか。きっとしていないはずです。その後、またその実感を探して上手くいきましたか?きっと上手くいっていないはずです。なぜなら実感があるからです。
コップを持つ時、余分な力は使いません。水を注いでもらっている時自然にコップに対する圧が増しています。それをみなさんは実感したことはあるでしょうか。ないはずです。
それが実感を持たないということなのです。それはそのままにしておけばいいのです。実感を持ったら「あっ」というまに、40要素になってしまうのですから。