小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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考えるな感じろ!|2007年4月12日

【今日のポイント】


●思考が判断を遅らせる


「考えるな感じろ」ブルスリーの名言である。

思考が判断を遅らせる。
指導者たちは「よく考えろ」とアドバイスをする。
しかし、さらにもう少し、深く説明してほしい。

実は、考えることで運動機能は低下することを知っているいるだろうか。
考えないでスポーツはできるか。と反論があるかもしれない。

確かに考えないとスポーツはできない。
ルール、チームプレー、戦略がある限り必要なことである。

大事なのは、どこで思考から身体に任せることができるか。である。
超一流のプレーヤーはそのことをよく理解している。
考える時と考えない時の使い分けがしっかりできている。

思考にいつまでも頼ってしまうことで、動きがワンテンポ遅くなり、
能力を半減させてしまう。

例えば、貴方の血を吸っている蚊を発見したとき、
瞬時に叩いているはずである。
このとき思考の入る隙間はない。

頭がかゆいと感じたとき、
すでに貴方の手は頭をかいているはずである。
このとき思考の入る余地はない。

「叩く」や「かく」といった根本的な判断はある。
しかし、それにあれこれと付け加えてしまうこと。
これが、ここでいう思考である。

自分でも気づかない判断と動作である。
ナチュラルな判断のみで動くこと。
これが、思考を介入させない動作である。
ナチュラルな判断は認識できない。
認識できた瞬間それは思考になってしまう。

運動においてこの感覚を掴むことが能力発揮のポイントとなる。

跳び箱が苦手な人は、運動するときにおいても、
思考を活動させている人である。
跳び箱が飛べる人は、飛べない人ほど考えていはいない。
運動を身体に任せることを知っているのだ。

どこで思考を手放すべきか、どこで身体に任せるべきか、
これが理解できてくると、力とスピードが驚くほど向上する。

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