小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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早く動く|2009年3月 4日

●早く動くには

スポーツにおいて、
早く動けるというのは
とても大切なことである。

バランストレーニングの中で
あまり早く動くことをしないが、
実はそのトレーニングもかねている。

早く動くためにはその道筋を
知る必要がある。
その為には、動作をゆっくり行なってみる
必要がある。

その道筋を理解していないうちに
早く動こうとすると無理が生じる。
それが急ぐ原因となる。

・試しに、立った状態から
しゃがんで、また立つという運動をしてみる。

・次に、それをなるべく早く繰り返してみる。

・次に、椅子を用意して、ゆっくり立ったり
腰掛けたりする。(いつも座るように)
その運動軌道を感じたなら、

・椅子を取って、同じように立つしゃがむ動作を
早く行なってみる。

どうだろう?
先ほどの動きとまったく違うことに気付くはずである。

早く動くことには
大きく2種類あると
理解してほしい。

1つが、急いで動くこと。
もう1つが、早く動くことである。

急いで動くというのは、
心も急いでしまうことである。
心も体も急いで動いている人が
とても多い。

その中で早く動く人もいる。
それは、心は静かで動作を早くできる人である。

この二つの動きは同じ速さでもまったく異質なものである。

いつの間にか隙をつかれている。
いつの間にか動かれている。
いつの間にか当てられている。
すべて後者の動作である。

これはメンタルだけの問題ではなく、
その運動軌道をよく知っているかに関わる。

ゆっくり動きを観察してみると
早く動くために必要な要素が見えるはずだ。

ゆっくり動いてみると、ゆっくり動けないところが
あるはずだ。そこが弱点となっている。
その弱点をよく観察して軌道を知ると
早く動く要素として利点になるはずだ。

是非試してみて頂きたい。

                      kab labo.小関

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