小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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バランスボードの選定のヒント|2013年1月26日

よくバランスボードの選定について問い合わせを頂きます。

その人がどういうことを望んでいるのか、もしくはその人の運動傾向、つまり癖によって入り口は異なります。

 

●まるみつボディバランスボード 

 

もちろん、どちらから入っても最終的に真ん中に行くことには変わりはありません。

ただ、入り口が違うことで味わえる感覚も随分変わりますので

参考にして頂けると良いかと思います。

 

バランスを崩す大きな原因として

自分の運動活動を止めてしまう、ということがあります。

 (つまり固めるということです)

 

少し実験してみましょう。

 

単純に立った状態でいつもより身体を固めて立ってみるとどうでしょうか。

とても窮屈になってしまい、更に外力が加われば立つことが非常に困難になります。

いかがですか?

 

自転車は竹馬などもそうですが、運動活動が止まってしまうとバランスを維持することは

難しくなります。特に人はここぞっというときに身体を固めてしまう傾向があります。

 

またここから大きく二通りあります。

予め固めすぎてバランスを崩す人。

動きの許容範囲が大きすぎるため、固まってバランスを崩す人です。

 

これはトップアスリートやオリンピック選手もレベルは違っても一緒です。

 

そこを見極めて広げていくのがバランスボードであったり、バランストレーニングの役目となります。

 

バランスボードを選定する場合、

基本的にお勧めするのは、プロフェショナルボードやアドバンスボードです。

運動の特性が違うこの二つのボードを基本に見ていきます。

動的バランスボードと静的バランスボードです。

入り口は全く違いますが、最終的には同じバランス感覚を見ていくようにします。

 

前述したように

身体が予め固まりやすい人、準備傾向が強い人は、

プロフェッショナルボードという動的なバランスボードを利用してバランスを整えていきます。

※但し、運動が苦手な方や身体の自由が利かない方などは静的なバランスボードからはじめて行きます。

(ベーシックやアドバンスボードです)

 

逆に動作が大き過ぎて許容範囲を超えて運動してしまう人は、

静的なアドバンスボードからはじめて、バランスを整えていきます。

お互いに体だけではなく、その運動に即したメンタルにも大きく影響していきます。

 

できれば両方利用し、最終的にはどちらも同じ感覚(真ん中)を見出せると、

普段の動作やスポーツ動作など運動感覚のベースも変わっているので、

自然に運動の質が大きく変化していきます。

 

結果的にはバランスが崩れることも、

事前に察知できるのでケガやパフォーマンスに大きく影響してきます。

 

分かりやすく二つに分けて説明しましたが、

複合型のバランスボードはどちらも完備されていますので

BBBタイプSやミックスボードを利用されることもよいでしょう。

使う人が多い場合は単体のボードをいくつか用意されると練習でも上手に活用できるかと思います。

 

また直接真ん中の感覚を掴みたい方は「ココロのバランスボード」がお勧めです。

ちなみにこちらのボードはアドバイスや指導させてもらっている選手には必ず利用してもらっています。

 

以上ですが、バランスボードを選定される方はこの内容を参考にされると良いかと思います。

 

もちろん、実際に講習会などにご参加頂けると更に詳しく体験できると思います。

こちらも是非ご利用ください。

                                         Kab Labo.小関

 

 

●まるみつボディバランスボード