心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
日常動作に色々なヒントが隠されているとか、日常動作のような感覚でとか説明していますが、これを意識的におこなうと日常ではなくなってしまいます。
大切なのは、動く意志が働いたとき→即動きに繋がることが、私の言う日常動作です。
しかし、ほとんどの人が、意識してそれを実行しようとすると、
動く意志が働く→どう動くか考える→動き。
というふうに、意思と動作の間に「どう動くか考える」=「思考」が入ってしまうのです。
この「思考」が動作を遅くし、ぎこちない動きを導き、ココロとカラダのズレを作り出す要因となるのです。
アスリートが本当に素晴らしい動きができたとき、あの動きはどうやったか分からないと言いますが、それは前述したように、意思と動きの間に髪の毛一本の隙間もない状態ができているのです。
だから認識できないのです。
では、それは特別なことなのでしょうか。
目の前にジュースやビールがあったとします。
飲みたいと思った瞬間、すでにコップをもってゴクゴクと喉を潤しているはずです。
頭がかゆいと思った瞬間に手は頭のかゆい所に触れているはずです。
そのときに、どうやって動いたか明確に思い出すことはできません。
実は、アスリートが自分の動きを覚えていないという動作と、日常動作の質は全く同じだということに気づかなければなりません。
ヒントはもっとシンプルなところにあるのです。