心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
【今日のポイント】
構造即意匠(こうぞうそくいしょう)。
●解説
伝統構法で建てられた家は軟構造という。
それに対して、現代建物は剛構造が主流となっている。
本来人間は自然に逆らうのではなく、
自然と同化することを考えてきた。
だから、建物も地震や風に対して
抵抗するものではなく、そのエネルギーを
建物の揺れとしてそのエネルギーを転換させて
いたのだ。
300年以上もつ建物は、無駄がない。
柱や梁がむき出しになっても違和感がない。
むしろ、むき出しのままがいいのだ。
無駄がないとはこのことを言うのだ。
意匠が構造でもあり、構造が意匠でもある。
構造と意匠は同一のものなのだ。
もともとこういった建物は何から学んだのか?
樹木(自然)からである。
私たちの身体も人間である限り、
この原理は同じと言える。
(なぜなら私たちは自然だから)
筋肉や骨格etc...これらが一体に働いた時、
無駄のない大きな力となる。
しかし、それがバラバラに働いてしまった時、
剛構造のような概念に転じてしまう。
脚を太く、腕を太く、強くしなくてはならない。
300年生きる建物と30年生きる建物。
その差は計り知れない。
私もお世話になっている深田さんのページです。
深田真工房
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