心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
NO.2
【今日のポイント】
バランスとは全体性である。
●解説
例えば、片脚立ちをする時に、形の上では、軸となる脚が重要である。
しかし、形は同じでも感覚が違うだけで、安定性は雲泥の差となる。
試しに、片脚立ちをやってみましょう。
1、軸となる脚を意識した立ち方を感じてみてください。
軸足をしっかりと緊張させていなくてはなりません。
2、では、今度は軸となる脚、挙げている脚、両腕、胴体、頭と体全部が
片脚立ちという運動に参加してみます。
すると、不思議なことに最初に試した方法とは打って変わって
とても楽に安定して片脚立ちができるのです。
フラフラしていた人も、不思議なくらい安定するのが分かります。
これは歩く感覚と同じである。
歩くことも片脚づつ地面につくのには変わりはない。
1のような、重心を乗せかえる疲れる歩き方は、あまりやっていない。
体重が左右両足に移動するというより、重心がただ真っ直ぐ移動している
感覚で、脚はとても軽いはずである。
それは、身体全体で「歩く運動」に参加しているのだ。
重要なのは脚だけではないことが分かる。
2の全体で片脚立ちとはこういう感覚である。
バランスとは、そういった全体性が働いている時、始めて能力として発揮されるのだ。
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