小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


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解析データーの位置付け|2007年3月17日

【今日のポイント】


●科学は我々の感覚の先かそれとも後?

科学とはその現象に対しての認識活動である。
人間がどれだけ深く細かく言語化できるかの探究と言える。

しかしそのものに注目するキッカケとなるのが、我々の感覚である。
そのことを忘れてはならない。

別に科学がどうということではない。

いつの間にか科学が先になり、感覚が後追いになってい
ることが、私たちの感覚を鈍らせている。

例えば、歩き方である。

足裏の重心過程を見たとき、
踵から着いて→足のやや外側を通り→母子丘から→指にに抜ける。
と分析されている。

これは我々が普段やっていることに対して、認識されたデーター
であって、これを元に私たちが歩いている訳ではない。

しかし、このデーターを元に歩き方を指導することを度々見られる。

解析した動きはすべてではない。データーとして現れるもの以外
の要素も沢山あるのだ。

このギャップがより不自然さを生む。

これ以外にもデーター信仰になって、自分自身の感覚を閉ざす人は
少なくない。

感覚は何よりも複雑で言語化できない要素を沢山含んでいる。
この表現できない部分が、運動にとって何よりも
大切なのだ。


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