心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
ボディバランスボードに乗る時、一番気を付けなければならないのは、 バランスを保とうとしないことです。 「バランスを保たなければ、バランスはとれないじゃないか!」と言われそうですが、 では、普通に立っている時にバランスを保とうと思っているのでしょうか?
本当の意味では、しっかりバランスを保つことは指示しているのです。
ただ、反射的に行っているため、実感として感じることができないのです。
私たちが思っている指示は、実は余分な指示(二重運動)と言えるのです。
特に両脚がその邪魔をします。
この両脚をまずは静かにさせてみるとその意味が分かります。
しゃがんでバランスボードに乗ってみると安定感が増します。
これは脚の余分な運動を制御した結果です。
その状態と同じように、立ってバランスをとってみると、
とても楽にバランスが保たれているのを実感できるはずです。
その時にバランスは作るもではなく、もともとあるものであることを
知ることができるのです。
投げる、打つ、蹴る、走る、ぶつかる、押す…etc 様々な運動の形があります。 私たちは普段何気なくこれらの運動をおこなっています。 しかし、いざプレッシャーのかかる場面になると、そのシンプルな運動ができなくなります。
ではその原因はなんでしょう?
この違いを理解できると、練習と試合での動きのギャップを埋めることができるのです。
それは二重運動をしないことです。
二重運動とは、ひとつの運動に同じ運動をもう一度重ねてしまうことです。
これに気づいていない人が多いと思いますが、バランスを保つ上でも大きな
ポイントとなります。
この二重運動はどういうことを引き起こすかというと、
パワー、スピードの半減などパフォーマンスの低下です。
二重運動になっていないか自分の動作をチェックしてみてはどうでしょうか。
身体運動の中でベースとなる能力、「バランス」。
(このバランスとは単に軸やバランス感覚といった単純なものではありません。もっと深く全体性を持った意味をもっています)
KAB LABOでは、その概念・トレーニングノウハウを追求しながら、オリンピック選手やプロスポーツ選手をはじめとした多くのアスリートに指導してきました。
それを通して、スポーツ競技やジャンルに関わらず、バランスの要素が共通して重要であることを実感し知ることができました。
この講習会では、スポーツ競技はもちろんのこと、体力づくりや、子供たちの成長、高齢者の健康維持などにも役に立つヒントが得られるはずです。
スポーツをしている人にとっては、バランスの概念を変え、自己バランスを知ることで、スピード・パワー・技術の進化を実感できるでしょう。
またバランスの崩れからくるケガの原因も、自己バランスを認識することで、回復も早くなり、ケガ予防にも繋がります。
スポーツをしていない人にとっても、私生活の中での(姿勢の原因による)腰痛や肩こり・膝痛なども、ちょっとだけバランスを変化させるだけで、快適な生活をおくる大きなキッカケとなっていきます。
どなたでもご参加いただけます。この講習会で少しでも、ヒントを掴んでいただければと考えております。
野球・サッカー・バレー・バスケ・柔道・サーフィン・スキー・ゴルフなどすべてのスポーツから音楽・ダンス・書・陶芸・教育関係者など、日常動作、姿勢、メンタル、能力開発、集中力を高めたいと思う方であれば、どなたでもご参加いただけます。 参加者だけの特典も用意しております。
◆日時
平成19年2月25日(日)
・午前の部 基礎編 10:30〜12:30
・午後の部 基礎動作編 14:30〜16:30
※基礎動作編については、基礎編を受けた方のみ対象といたします。
◆講習会参加人数・受講費
各20名 5000円
◆講習会についての連絡先
Haruinu Music 加藤までお願いします。
携帯 070−5576−8798(12:00〜20:00受付)
◆場所 江東区森下文化センター
午前 初級編・ 研修室2
午後 基礎動作編・ 研修室1、2
〒135-0004 東京都江東区森下3−12−17
電話03-5600-8666
上記は会場の連絡先で講習会の問い合わせは受け付けておりません。
講習会については上記加藤までご連絡ください。
●交通アクセス
◆講師 KAB LABO. 代表小関勲
◆主な内容
基礎編
1、バランスってなんだか知っていますか?
・バランスの概念
・全体性と主体性
・力とは何か(ほとんどの人が勘違いしているのを知っているでしょうか)
2、バランスは鍛えるものではなく、あるもの。
・ボディバランスボードに乗ってみる
・バランスをとるコツを知る
3、アスリートたちの身体操作のコツ
・宮里藍選手にみる思考から身体へ任せる意味
・サッカートップ選手にみるフィジカル・メンタルの強さの秘密。
・プロ野球選手、プロゴルファーにみる身体操作
基礎動作編
1、 構造のバランス
・実感することの弱さ。
・様々な形を理解する。
2、 基本バランストレーニング (中級編)
・バランスボード
・自己範囲(有効と最大)
3、 動作バランスについて
・立ち姿勢
・歩き方
4、 Q&A などなど
※内容は状況によって変更する場合があります。
『第二回バランス&ビジョントレーニング講習会』 H19.2.11 〜終了しました〜 2月11日(日)に日産スタジアム(横浜市スポーツ医科学センター)にて、バランストレーナー小関勲とビジョントレーナー野澤康氏による「第二回バランス&ビジョントレーニング講習会」を開催いたします。 前回、3時間に及ぶ講習会にも関わらず、続けて開催してほしいという声が多数ありました。 今回はより実践的なトレーニング方法などを交えて、お伝えしたいと思います。
【入門編】
私たちの情報源の90%〜80%は眼から入力されてくると言われています。
その大事な視覚情報を把握・改善するためにビジョントレーニングがあります。
プロ野球選手やプロサッカー選手など多くのアスリートが取り組んでいるビジョントレーニングですが、その最前線で野澤氏のビジョントレーニングは大きく注目されています。
眼は心の窓と言われるように、メンタルな部分にも大きく影響してきます。
メンタルを変えるためにも、是非取り入れたいトレーニングです。
また眼からの情報を正確に体に伝えるためには、体のバランスがとても大切になってきます。バランスを知ることで、パワー、スピード向上のキッカケになると思います。
バランストレーナーの小関が実演を交えてお伝えします。
情報を入力する眼と、その情報を形に変える実践トレーニング講習会になっております。
スポーツパフォーマンスの向上、眼に対しての不安を持っている方など、どなたでもご参加できる内容となっております。是非お待ちしております。
【実技編】
ビジョントレーニングとバランストレーニングの実技編となっております。
実際のトレーニング方法や各分野にどう応用していくか実技を交えた内容となっております。
なお、実技編は入門編を受講した方のみの参加となります。
◆平成19年2月11日(日) 終了しました。
◆時間 ・入門編 9:00受付 9:30〜12:00(2.5時間)
・実技編 13:30受付 14:00〜16:30(2.5時間) ※入門編参加者のみ
◆日産スタジアム 横浜市スポーツ医科学センター 中研修室
◆参加人数 各30名
◆参加費 各8,000円
◆内容
入門編
<バランス講師> kab labo.代表 小関勲
1、バランスってなんだか知っていますか?
・バランスの概念
・全体性と主体性
・力とは何か(ほとんどの人が勘違いしているのを知っている
でしょうか)
2、バランスは鍛えるものではなく、あるもの。
・ボディバランスボードに乗ってみる
・バランスをとるコツを知る
3、アスリートたちの身体操作のコツ
・宮里藍にみる思考から身体へ任せる瞬間
・サッカートップ選手にみるフィジカル・メンタルの強さ
・プロ野球選手、プロゴルファーにみる身体操作
<ビジョン講師> 視覚行動研究所 代表 野澤康
1、人間の能力とは?
・オシム・ジャパン報道が引き起こす勘違い(見て「わかっ
た」と、見て「わかる」はどう違う?)
・自然な身体運動の強さ、速さを引き出すために、どう「見れ
ば」いいのか?
・従来の「動体視力」トレーニングで、パフォーマンスアップ
につながらない理由(わけ)
2、運動能力をフルに引き出す「周辺視」
・緊張を解除した視線の向き(ニュートラル・ビュー・ポジシ
ョン)と、自然に視線を合わせる(アクティブ・ビジュア
ル・ポジション)ことの意味
・福原愛の集中力とは?(ピント合わせと両眼の内寄せのバラ
ンスが最重要視される根拠)
・「意識」は「下意識」または「適応的無意識」の管理者か?
・アン・ジョンファンの「野生の眼」(動物はすべて周辺視で
動いている)
3、眼球運動は周辺視を生み出す
・思っているほど自分に忠実でないあなたの眼球運動
・ビジョントレーニング<カテゴリー1>の実際
1、ビジョントレーニングボード(基礎編)
2、ブロックストリング(基礎編)
実技編
<バランス>
各競技の実例を交えて、トレーニング方法をお伝えいたします。
<ビジョン>
ブロックストリング、ビジョントレーニングボード、プリズムストリッパーを使用したより実践的なトレーニングをご紹介致します。
◆講師プロフィール
野澤康(nozawa yasushi)
視覚行動研究所 代表
プロ野球選手、J1チーム・選手、アテネオリンピック女子卓球チーム、トリノオリンピックアルペンスキーチーム、ライフル射オリンピック代表選手など数多くのアスリートをはじめ、子供の視覚認知、眼球運動に関する検査やビジョントレーニングの指導など、幅広く活躍している。
小関勲(koseki isao)
kab labo.代表
バランストレーナー
アスリートのバランストレーニングの指導や講演、講習会活動を全国的に行っている。アスリートだけではなく、子供から高齢者まで数千人のバランスを見ており、立ち方や歩き方、体の使い方など実技を通しての分かりやすい指導で人気を博している。
集中力というと、一点集中することが集中力だと考えてしまいます。
辞書で調べても「一箇所に集めること」となっています。
「もっとボールを見ろ!」「相手をしっかり見ろ」「よく考えろ!」などの言葉が日常飛び交っていますが、こうした言葉も集中という言葉の意味合いが深く関係していると思います。
たしかに目標物を見ることは大切です。
しかし、最初の言葉を真に受けてしまうと、かえってパフォーマンスを低下させてしまうことがあるのです。
では、解説していきましょう。
まず、スポーツや運動で求められる集中力とはどんなものか考えてみましょう。
それは自分の動き、相手の動き、ボールの位置や体の使い方など、すべてにおいて把握できる状態をつくることです。
アスリートたちに最高のパフォーマンスを発揮できた時のこを聞くと、周りの状況がよく把握できています。そんなコメントが多いのを皆さんも、聞いたことがあると思います。
そうなると、一点集中の考え方が少し広がりはしませんか?
キーワード「広く見える状態」です。
例えば、車の運転です。
上手い人と、下手な人の違いは、見てる位置が違うことが挙げられます。
下手な人は、車の前や前の車をみています。だから、いつも細かくハンドルを調節したり、ブレーキを余分に踏んだりしてしまいます。
変わって上手い人は、前の前の車だったり、手前よりも先を見て運転しています。
だからハンドルの調整も最小限になるし、ブレーキも必要な時にしか使う必要はありません。もちろん、目の前の車もちゃんと見えています。
このように見える範囲が広いと、運動の精密製が逆に向上するのです。
ボールを捕球するときに、あまりにもボールだけに集中してしまうことは、逆に体の制御は雑になってしまうことがあります。
以前もゴールキーパーに指導をしたときに、こういう見方を教えてすぐに試したら、簡単に問題は解消されました。
ただ、それは本人の癖となっている場合もあるので、練習しながらその感覚を身に付けていけば、実践的な変化となってきます。
小さな視点になると自分全体の制御がとれなくなります。
大きな視点であれば、自分全体を制御できるようになります。
周注力(しゅうちゅうりょく)の内容を持ち合わせた集中力。
まずは、広く見えているときの日常の自分を探してみてください。
バランストレーニングでもっも重要なポイントをいくつか挙げてください。と質問すると、必ずといっていいほど、「軸感覚、中心感覚、重心感覚」という答えが返ってくる。
このキーワードをマスターすれば、バランストレーニングを語れるだろうか?
実際、私もこのような表現はよく使っていたが、いつのころからかまったくと言っていいほどこの言葉は使っていません。
それはなぜかと言うと、これらの感覚は正確にいうと感じることができないからなのです。
これはバランストレーニング業界にとって、爆弾発言かもしれません。
講習会に参加くださった皆さんは、なんとなく理解はしてくれていると思いますが、この事実が実は私たちを苦しめていたのです。
より自然な動作を追求していくにあたって大切なのは、自然な状態はどんな状態なのかを知ることです。
そこを観察できてくるとこの、重心や中心、軸といったものを感じることができないことに気づきます。
そしてその感覚を自分で作り上げてしまった瞬間、本当の意味の重心や中心、軸は失われてしまうのです。
バランスが保たれている状態を第三者が観察すると、中心や軸があるように、確かに見えるのです。
しかし、本人はそれを感じることはありません。
例えば、片脚立ちなどやってみると一目瞭然です。
まず、片脚立ちをやってみます。そしたら、その軸となっている脚を「軸」として捕らえて、片脚立ちをやってみてください。
そうすると、とても不安定になってくるのが分かると思います。
では、次に同じ片脚立ちをしますが、今度は軸などを意識せず、体全体を片脚立ちという運動に参加させてみてください。(両足、両手、体幹、頭と体のすべて)
どうですか?軸を作ったときより安定してくるのが分かると思います。
他にも日常生活の動作やスポーツ競技においても同じなのです。
また、ボディバランスボードに乗って上手くバランスが保たれている時、それを感じることはありません。
しかし、鏡で自分の姿を見たときに、確かにその存在はあるのです。
歩いている時に、バランスをわざわざ意識しないように、これらの感覚も同じなのです。
つまりここで言いたいのは、人間がこの地球に存在しているだけで、この軸や重心、中心といった要素は既に存在していており、寝ても覚めてもこの状態があるのです。
それを我々が改めて取り出し、新たな感覚として付け足す必要なないのです。
重心や中心、軸を知りたいのであれば、まずそれを感じようとしないことが第1歩となります。そして気づいた時にその存在があることを知ることができるのです。
まじめな人ほど、言葉の枠に囚われやすいのでご用心ください。
今回は突然の企画にも関わらず、kab labo.講習会にご参加くださった皆様、そして、メンタルトレーナーの高畑好秀さん、視覚行動研究所の野澤康さん、本当にありがとうございました。
お陰さまで、沢山の方々に喜んで頂けた事、とても感謝しております。
バランスというテーマで色々な角度から見ることができた講習会だったと思います。
メンタルバランスでは、心の重心の置き方や心の軸をどう置くのかをプロアスリートの話を交えて、とても楽しくお話しを聞くことができたと思います。
また、3日のビジョントレーニングでは、自分はどのようにして目の前の映像を見ているのか、仕組みからそしてそれを動作に転換していくためのポイントを分かりやすくご指導いただきました。
もちろん、バランストレーニングでも、我々が勘違いしてた事実やあやふやになっていたことなど、明確に描くことができたのではないかと実感しました。今回も参加者のアンケートを一部ご紹介したいと思います。
【2日バランス&メンタル】
・バランスのイメージ、緊張についてやメンタルの思考法について、参考になった。今までやってきたこと(バランスボードや書籍)、習ってきたことの重要性が正しかったので今後も方向性を確認しつつ、教わったことを結果に出していきたいと思います。プロサーファー牧野拓滋さん
・身体の自然な使い方と心の持ち方がとても参考になった。また参加してみたいです。50代女性
・気持ちと体が繋がっていろんな症状になるという話が、今まで聞いたことが無かったので新鮮でした。デザイナー20代女性
・すべてが興味深かったです。メンタルでは自分のことを聞けたのでよかっです。新しく知ったことが多く、これからそれらを実際に使えたら良いなと思いました。陸上 長島司さん
・後半からの参加でしたが、「心の重心」という言葉が、心の中に残りました。とても話が良かったです。ドラマー永井朋生さん
・日常生活の動作、全体性、周辺視。これは講習も兼ねていい学習ができた。その他色々なキーワードを使わせて頂きます。教師 松井裕志さん
・自分の枠を外して何事にも取り組んだら、気が落ち着くと思います。バランス等のトレーニング方法があったら知りたい。50代女性
・意識すると最大のパフォーマンスができないということ。信じて続けることが実現するということ。30代女性
・心の軸の話が大変印象に残りました。自分に軸がないのがバレバレで少し恥ずかしかったです。本当に密度の濃い3時間でした。小関先生の冷静な講義と高畑先生の熱い語りの対比がとても面白かったです。どうも有難うございました。30代男性
・メンタルトレーニングにおける心の軸において、対象になる要素を並列にではく、縦列にして優先順位を決めること。バランストレーニングにおける精神的な部分とメンタルトレーニングにも共通する部分があって面白かったです。青野芳久さん
・体のバランスでは、能力の球体について。心のバランスでは反復が癖となり、ネガティブをポジティブにかえることができること。とても身近で学べ、自分の疑問が解け大変勉強になりました。また機会があれば参加したいと思いました。教師 鈴木圭輔さん
【3日バランス&ビジョン】
・大変参考になりました。意識下と無意識下での運動能力の違いを実感することができた。考え方の幅が広がりました。ありがとうございます。跡見友章さん
・見てからでは遅い。自然に見るということと繋がった。千葉でもやってください。プロゴルファー新井真一
・バランスの説明の仕方が分かりやすかった。時間が短いと感じた。大変参考になりました。また参加します。倉幹男さん
・全体性について参考になりました。まさに目の前が明るくなりました。ありがとうございました。また参加したいです。久野努さん
・無意識化することで、本能を引き出すという考え方が納得できました。緊張弛緩のバランスを自然体でとることの必要性を学べて参考になりました。藤川陽一さん
・大変参考になった。眼の動きについて興味深かった。もう少し長く詳しくやってほしかった。また受講してみたい。30代男性
・中立的視方向と行動的視方向についてとても参考になりました。眼の動きの大切さ、それが自然にできるようになることが重要であることがよく分かりました。是非次回も受講してみたい。50代男性
・眼球の動かし方、状態が意識の分散、集中に影響を及ぼすこと。バランストレーニングもビジョントレーニングも緊張を解く、平常心を保つことの必要性が共通していることが興味深かったです。青野芳久さん
・大変参考になりました。自分の体の使い方や視野に関して今までに感じたことが無かったので、少しビックリした。自分の中の壁や枠を少しずつ感じて、直していきたいと思った。竹内康之さん
・ビジョン、バランストレーニングの深い内容に触れることができて、大変勉強になりました。いい体の使い方を体験させて頂いて勉強になりました。北出勝也さん
・バランスと意識という所が凄く興味深かったです。大変参考になりました。榊原恭史さん
・バランス(前回参加したときより理解できました)、ビジョン(自分の眼の特徴がわかりました)。バランスとビジョンが関連していることが分かりましたが、もっと緊張と弛緩の中間について知りたかった。また次回受講してみたい。高橋隆司さん
運動には動作があり、動作の土台が構造です。 構造とは骨格動作と理解してください。 身体の構造がなければ、人間は動きを作ることができません。 構造が崩れると、結果として筋緊張が起こります。
例えば、モノを持つときに真っ直ぐに腕を伸ばしきった状態で行うことはありません。
もし持ったとしても、とても大変な労力を必要とします(筋緊張をおこす)。
構造が壊れてしまうと筋緊張が起こります。緊張が起こるとパフォーマンスは自ずと低下していったり、ケガの原因をつくります。
しかし、みなさんは、日常動作で意識をしなくても構造状態を安定させたり、
力の伝わり方が有効な構造を作って動作しています。
もちろん、無意識にです。
分からない人は、コップで水を飲む時にどんな構造状態で行っているか観察してみてください。実は一番楽で効率的な形で水を飲んでいることに気づきます。
食事を2時間かけて食べたとしても、箸を持つ腕が筋肉痛になったとか、
ナイフやフォークを使って腕が上がらなくなってしまったことは、まず無いはずです。
しかし、いざスポーツや特別な動作をすると、この原理は無視されてしまっているのです。
なぜなら、人間はあまりにも起用なために、バランスの悪い構造を作ることが安易にできてしまうのです。
例えば、関節の主動作とは逆に動くこともできたり、前述したように関節を伸ばしすぎることも可能なのです。
でも、これは動作のクリアランスなのです。余分な動作ができるから、力を吸収したり、ケガを防止することができるのです。
身体について言えば、最大限使えることを駆使するのは、必ずしもいい事とは限りません。
まずはその自由すぎる状態から、効率的な動作の理解が必要になってきます。
ヒントは日常動作に隠れていますが、みなさんはどのくらい発見できるでしょうか?
そしてその日常動作の延長にスポーツ動作が成り立っていかなければなりません。
日常とスポーツを分けてはならないのです。
いかがでしょうか?動作は構造の上に成り立っていることが分かってきたと思います。
であれば、構造状態を無視した動作は、非効率だということが理解できてきます。
動物達は構造を無視した動きは、ほとんどすることはありません。
なぜならそれは能力の損失にしかならないからです。
能力を発揮したいのなら、構造の状態を見ることが大きなヒントとなります。
今、あらゆる分野で警鐘を鳴らされている社会問題の根本的な解決策を見つける糸口になるもの、そのキーワードは、バランスではないでしょうか。
そのバランスをまずは自分の身体で感じることが、根本を考えるためのキッカケになると思います。
年齢、分野(保健、医療、教育、スポーツ、武道、企業、学生…etc)は問いません。お気軽にご参加ください。
■目的 バランスとは何か?そのキッカケにBBBを使ってより正しいボディバランスを学びます。
■日程 2006年12月10日(日)
■時間 午前コース 受付9:30 講習会10:00-12:00
午後コース 受付12:30 講習会13:00-15:00
■会場 サンライフ南相馬 集会室
福島県南相馬市原町区小川町322−1
■参加人数 午前 30名 定員に達しました
午後 30名 募集中
■参加費 成人 5,000円
学生 3,000円
■講師 バランストレーナー小関勲 (kab labo.代表)
■応募方法 ・FAX 0244-44-6202 『HARA』 代表 佐竹紀宛
・お申し込み
■応募締め切り 12月8日 ※ただし、定員になり次第締め切らせて頂きます。
■持ち物等 ・服装…動きやすい服装であればOK
・BBBをお持ちの方はご持参ください/お持ちでなくても大丈夫です。
・筆記用具
11月4日kab labo.コラボレーション講習会 は、無事に終了し、大変有意義な内容だったと思います。 今回は午前中にkab labo.小関がバランストレーニング講習会を行いました。 毎回バランスTRに興味のある方々が多く参加くださりました。 午後からはスキープログラムということで、 アレスボディデザインラボ代表の江口典秀氏をお招きして、元全日本アルペンスキートレーナーを勤めて現在の日本スキー界を世界レベルに押し上げた、そのノウハウを惜しみなく皆さんにお伝えできました。 もちろん、まだまだ教えきれないほど、その内容は深いものですが、また機会を見つけて、更にこのプログラムをバージョンアップして、お届けできると思います。 楽しみにしていてください。
スキープログラムでは、まずバランスの概念をkab labo.小関が実演を交えて説明し、その後、江口氏から専門的な話を交えて、トップレベルの選手がどんなトレーニングをしているのか、分かりやすく実践的なご指導をしてくれました。
最初は、人間の二足歩行の進化の過程や人間と他の動物の構造の違いや特徴。
そして何故私たちはバランスをとっているのか?画像で分かりやすく説明してくれました。
また、実際のトップ選手たちのトレーニングメニューやトレーニング方法、そして大事なポイントを明確に示してくれました。そのなかでもパワーポジションについてのお話はみんなが真剣に聞き入っていました。
夕方からは、実践編ということで実際に体を動かしながら、バランスのとり方やパワーポジションの掴み方など、バランスボールやバランスボードを用いて数多くのチェック方法、TR方法を伝授いただきました。
江口さん本当にありがとうございました。
スキープログラム
・バランスボードで体の癖を見つけ、段階を踏んで悪いところを修正するメニューがとても参考になりました。大変勉強になりました。時間もたっぷりあって人数もちょうど良かったです。30代男性
・バランスボードでの実際のトレーニングが参考になりました。自分の弱点がよく分かった。これからも練習していきたいです。40代女性
・膝の入れ方と腰の関係、自分でも悩んでいたので、大変参考になりました。早速トレーニングに取り入れます。20代男性
・パワーポジションが作れている時の安定感、バランス調整法について大変参考になりました。前後左右のバランスが想像以上に崩れていました。それを改善できる点がとても参考になりました。野澤絵里さん
・骨盤のローテーションや膝が入ってしまう原因を発見できたことが大変参考になりました。スキーを履いていないのに、自分の弱点を浮き彫りにできました。オフやシーズン中、スキーを履いていない時間を有効に使える方法が見つかって大変勉強になりました。ありがとうございました。内藤裕志さん
・バランスの定義を知ることができました。全体性を保つ意味など。今後のスキー活動において、少し違った方向から取り組むことができそうです。30代男性
・講義ではバランスの概念が全体性であることが、一番興味深かった。実際のトレーニングはすべて興味深く大変勉強になりました。柳沢佑季さん
・左側の腰が回転していたが、その補正の仕方が大変参考になりました。首の位置が前に出ているので、その重さで、後ろに反ってしまう癖分かりました。毎日練習していきます。堀裕行さん
・雪面と力の方向の話が大変参考になりました。とても楽しかったです。今までやったこと、教わったことの再確認と+アルファーができて良かったです。後藤美瑛さん
・バランストレーニングがどのようにスキー操作に繋がっているか分かりやすかったです。自分の気がつかなかった癖を発見できた。吉田誠司さん
・バランスをとるというのは、どういう要素があるのか分かった。スキーに必要な前後左右バランスは直立位の矯正でもある点が大変参考になりました。また、滑るときの若干な点がバランスボードに乗ると反映されるという点に驚きました。足首、膝、股関節他全体を連動させる大切さは図を見るより実際に体感することで、ハッキリと自覚することができました。ありがとうございました。前澤敦子さん
・自分自身のバランスが悪かったので、修正する方法が分かったことが大変参考になりました。一言で言えば「目から鱗がおちた」納得です。30代男性
以上、一部ですがご紹介しました。
全員が今回の講習会が参考になったとのご回答を頂きました。
アンケートのご意見、ご要望は今後の講習会に役だたせて頂きます。
また90%以上の方がまた参加したいと言うことで、これからもそんな役立つ内容をお伝えできればと考えております。
今後も面白い企画を行いますので、楽しみにしていてください。