小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


(マガジンID:0000211621) 登録無料 ※内容は変更する場合があります。ご了承下さい。

火事場のバカ力|2007年3月14日

NO.4

【今日のポイント】

力を発揮したい時は、力を使わないことだ。


●解説 

力を出そうと思った時、本当に自分の力を発揮できているだろうか?
自分でも思わぬ力がでたという経験はないだろうか?
それを「火事場のバカ力」と言うのであれば、それはどうして発揮で
きるのだろうか?

よく、科学的に脳がその力を制御していると言うが、一理ある。

力を発揮するための我々の認識がその力を制御しているのだ。

火事場のバカ力が発揮できたのは、自分の認識を超えたとき
に発揮していることに気づかなければならい。
ということは、力を発揮するための普段の認識を疑わなくてはならい。
今日のポイントにはその意味が込められている。

力を入れようと思えば思うほど、腕に緊張がおこったり、
脚や腰に緊張が起こってしまう。これは局部的な運動にしか
ならない。

筋肉は力の大切な要素ではるが、力の源ではない。

本当の力とは、構造、バランス、呼吸、意識etc...
体全体の能力だ働いて初めて発揮できる。

全体を発揮するには認識を変える必要がある。

火事場のバカ力状態を少しでも発揮するためには、まず、力を入れないことである。 

もちろん、力の抜きすぎは逆効果であるので注意しなくてはならない。


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終了しました!

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グレーゾーン|2007年3月13日

NO.3


【今日のポイント】

自然体とは緊張(きんちょう)でも弛緩(しかん)でもない。
自然体とは弛緩でもあり緊張でもある。


●解説 

人は、
  
緊張しすぎては動けない。

弛緩しすぎても動けない。

しかし、運動とは筋肉の緊張と弛緩によって成り立つ。

緊張でも弛緩でもなく、緊張でも弛緩でもある、ちょうどいい状態を

グレーゾーンと言っている。

このグレーゾーンが身体で理解できてくると、

筋力の概念やバランスの概念が180度変わってくる。


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バランス能力が発揮される時|2007年3月12日

NO.2

【今日のポイント】

バランスとは全体性である。


●解説

例えば、片脚立ちをする時に、形の上では、軸となる脚が重要である。

しかし、形は同じでも感覚が違うだけで、安定性は雲泥の差となる。

試しに、片脚立ちをやってみましょう。


1、軸となる脚を意識した立ち方を感じてみてください。

軸足をしっかりと緊張させていなくてはなりません。

2、では、今度は軸となる脚、挙げている脚、両腕、胴体、頭と体全部が
片脚立ちという運動に参加してみます。

すると、不思議なことに最初に試した方法とは打って変わって
とても楽に安定して片脚立ちができるのです。

フラフラしていた人も、不思議なくらい安定するのが分かります。


これは歩く感覚と同じである。
歩くことも片脚づつ地面につくのには変わりはない。
1のような、重心を乗せかえる疲れる歩き方は、あまりやっていない。

体重が左右両足に移動するというより、重心がただ真っ直ぐ移動している
感覚で、脚はとても軽いはずである。

それは、身体全体で「歩く運動」に参加しているのだ。
重要なのは脚だけではないことが分かる。

2の全体で片脚立ちとはこういう感覚である。


バランスとは、そういった全体性が働いている時、始めて能力として発揮されるのだ。


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安定力|2007年3月12日

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NO.1


【今日のポイント】

安定しているからバランスがとれる。
固定しているからバランスが崩れる。

●解説

安定力が力やスピード、美しさを生み出す。

安定とは運動が生きている状態である。

固定とは運動が死んでいる状態である。

「何かバランスが悪いなぁ」と思ったとき、
どこか固定していないか確認してみよう。

固定した場所が、
バランスが崩れるキッカケとなるのだ。


 



 

ニュートラルポジション|2007年3月 1日

バランスを認識する上で大切なキーワードになるのが、ニュートラルポジションです。 このニュートラルポジションを知ることが、パフォーマンスの善し悪しを決めると言って も過言ではありません。

では、ニュートラルポジションとは、いったいどんな状態を言うのでしょうか?
一言でいえば、ゼロの状態にいることです。
ゼロの状態とは、どの方向にも偏らない位置です。

例えば、前に+1の状態となっているとします。その一点だけはもしかしたら有効
かもしれませんが、他の左右・斜めなどの367度すべてが、−1となっていること
に気づかなければなりません。

実は、全体的にはマイナスの状態になっている訳です。
ゼロの状態であれば、瞬時にどの方向へも対応でき、多元的な運動が可能となります。
−1になっているということは、活動するにはゼロの状態に戻ってから起動しなくてはな
らないのです。

機能的なものに関して、ここでは上手く説明できませんが、まずは、自分の姿勢や心
の状態が楽であることに心がけるといいと思います。

貴方のニュートラルポジションはゼロになっているでしょうか?


ニュートラルポジション知るには最適です。
Body Balance Board

3月新潟講習会|2007年2月28日

佐渡市 バランス&ビジョントレーニング講習会

3月24日、25日に新潟県佐渡市にて、バランス&ビジョントレーニング講習会を行います。
ビジョントレーニングのエキスパート視覚行動研究所代表の野澤康氏とKAB LABO.小関
が講師を務めます。

主催:佐渡市スポーツハウス   後援:佐渡市体育協会

●詳細、お申し込み

4月新潟講習会|2007年2月28日

新潟市 バランス&ビジョントレーニング講習会

4月28日、29日に新潟市で、バランス&ビジョントレーニング講習会を行います。
ビジョントレーニングのエキスパート視覚行動研究所代表の野澤康氏とKAB LABO.小関
が講師を務めます。

●詳細、お申し込み

H19.3.18 kab labo.講習会情報|2007年2月27日

終了しました。
〜H19.3.18 (日)kab labo.講習会のお知らせ〜
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午前の部 基礎編
午後の部 今月のテーマ :
毎月テーマを決めて認識を深めていきます。

※午後の部は、基礎編を受講された方のみ参加可能となります。詳細は下記を参照ください。
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身体運動の中でベースとなる能力、「バランス」。
(このバランスとは単に軸やバランス感覚といった単純なものではありません。
もっと深く全体性を持った意味をもっています)

KAB LABOでは、その概念・トレーニングノウハウを追求しながら、オリンピック選手やプロスポーツ選手をはじめとした多くのアスリートに指導させていただいております。
それを通して、スポーツ競技やジャンルに関わらず、バランスの要素が共通して重要であることを実感し知ることができました。
この講習会では、スポーツ競技はもちろんのこと、体力づくりや、子供たちの成長、高齢者の健康維持などにも役に立つヒントが得られるはずです。

スポーツをしている人にとっては、バランスの概念を変え、自己バランスを知ることで、スピード・パワー・技術の進化を実感できるでしょう。
またバランスの崩れからくるケガの原因も、自己バランスを認識することで、回復も早くなり、ケガ予防にも繋がります。

スポーツをしていない人にとっても、私生活の中での(姿勢の原因による)腰痛や肩こり・膝痛なども、ちょっとだけバランスを変化させるだけで、快適な生活をおくる大きなキッカケとなっていきます。

どなたでもご参加いただけます。この講習会で少しでも、ヒントを掴んでいただければと考えております。

野球・サッカー・バレー・バスケ・柔道・サーフィン・スキー・ゴルフなどすべてのスポーツから音楽・ダンス・書・陶芸・教育関係者など、日常動作、姿勢、メンタル、能力開発、集中力を高めたいと思う方であれば、どなたでもご参加いただけます。 参加者だけの特典も用意しております。 


◆日時 
   平成19年3月18日(日)
   
   ・午前の部 基礎編 10:30〜12:30  終了しました。

   ・午後の部 定例会  14:30〜16:30  終了しました。

※定例会については、基礎編を受けた方のみ対象といたします。     

◆講習会参加人数・受講費

 各20名 5000円

◆講習会についての連絡先
Haruinu Music 加藤までお願いします。
携帯 070−5576−8798(12:00〜20:00受付)

 
◆場所 
江東区森下文化センター 
     
      午前 初級編・ 研修室2

      午後 基礎動作編・ 研修室1、2

    

    〒135-0004 東京都江東区森下3−12−17 
    電話03-5600-8666
    
上記は会場の連絡先で講習会の問い合わせは受け付けておりません。

    講習会については上記加藤までご連絡ください。
    ●
交通アクセス

◆講師 KAB LABO. 代表小関勲

◆主な内容
基礎編

○バランスってなんだか知っていますか?
  ・バランスの概念
  ・全体性と主体性
  ・力とは何か
   (ほとんどの人が勘違いしているのを知っているでしょうか)
バランスは鍛えるものではなく、あるもの。
  ・ボディバランスボードに乗ってみる
  ・バランスをとるコツを知る

○アスリートたちの身体操作のコツ
  ・宮里藍選手にみる思考から身体へ任せる意味
  ・サッカートップ選手にみるフィジカル・メンタルの
      強さの秘密。
  ・プロ野球選手、プロゴルファーにみる身体操作

午後の部 定例会

=今月のテーマ=
※毎月テーマを決めてボディバランスについて学びます。

○自然構造を学ぶ。 ・骨格構造を作るには? ・セルフレンジを知る(自己のバランス範囲を知る)

○運動の二重性について
・どうして力が発揮できる時と、
力が発揮できない時があるのか?
(生活動作〜スポーツ動作まで)」

※内容は状況によって変更する場合があります。

◆お問い合わせ

力のベクトルを隠す|2007年2月27日

格闘技やサッカー、バスケ、ラグビーなど相手との接触が大事な要素となる
競技では、力の強いものが優位になります。
ここで言う、力とは筋力のことを指します。
しかし、単に力が強いだけで優位性は語れるのでしょうか。

体は小さかったり細かったりするのに、何故か接触プレーに強い人がいるの
もの現実です。
実は、ひとつの要因に力のベクトル(方向性)を相手に気づかせないことが、
上げられます。

力のベクトルは自分の行き先を相手に無意識に伝えてしまう信号なのです。
力の方向性を相手に気づかれてしまうのは、致命的な問題です。

では、どうやったらベクトルを気づかせないようにできるでしょうか。
それは、過剰な筋力を使わないことです。
※力を抜きすぎるのもパフォーマンスの低下となります。

過剰な筋力は緊張となって現れます。
そしてその過剰な緊張は、その方向性を表してしまいます。

この力のベクトルを相手に見せない人が、実は接触時のパワープレーの
強弱に関わってきます。
このとき、最初に言った力、つまり筋力ではなく、全体的な力と変化しています。
全体的な力とは、筋力も含め骨格やバランス感覚など能力が一体となった力を
指します。

いくら腕の筋力があっても、60キロ重量が急激に加わったら耐えることは
できません。
力のベクトルを隠すことで、相手はどの方向に対して力を加えたら良いかわ
からなくなるのです。
釣り合うところがないから、自分のバランスが保てなくなってしまいます。
逆に力のベクトルを見せない側は、相手の方向性を見極めて、相手の力の
ベクトルを外し、力を出せば、簡単に相手はバランスを崩されるのです。

先日、講習会でアメフトのトレーナーと試しに押し合いをしてみましたが、
何もやっていない私が体格の大きな相手を押し返すことができたのは、
まさに、相手にベクトルを悟られなかったからなのです。

では、どうしたらそれが可能になるか。
それはまず、全体性を知ることから始まるのです。

第二回バランス&ビジョントレーニングを終えて|2007年2月15日

2月11日(日)に横浜スタジアムで行われたバランス&ビジョントレーニングはimg014_1.jpg 基礎編と応用編と2段階に分けておこないました。 参加者も多彩で、プロのサッカー選手やトレーナー、空手、テニス、トランポリン、ゴルフ、 スキーなどいろんな分野の方々にご参加いただくことができました。

バランスについては、バランスの概念を広げてもらい、応用編では実際の取り組み方を
主体に動きを交えて話をさせて頂きました。

ビジョンについては、自分の眼の癖やその対処方法などをブロックストリングをはじめ、
プリズム、ビジョンボードを利用して実際の眼のトレーニング方法を視覚行動研究所の
野澤氏からお話しをして頂きました。

全体的にはとても参考になった、次回も参加したいとの感想を頂くことができました。
更に3回、4回と会を重ねていければと考えております。

img016.jpg
今回も参加者の皆様のアンケートをご紹介いたします。


●バランスからは日常動作のヒント、ビジョンは行動的視方向の認知とトレーニングの
効果体験が興味深かった。
ビジョントレーニングは感動的でした。アルペンスキーでのコースやポールが見やすく
なりそうな予感がありました。また日常動作で筋肉、力を意識しすぎていることに気づ
いた。意識しない方が、力を発揮できるなど驚きでした。 40代男性

●興味深かったのは、体を使ってバランスをとろうとしたことが、かえって逆効果だった
ことに気づいた。世間で言われている動体視力がかえって障害になること。
現在スポーツを行ってはいないが、挑戦してみたくなった。
バランスはスポーツだけではなく、日常生活に不可欠なものなので、そこでも応用で
きると感じた。   30代男性

●興味深かった内容:バランス・・・グレーゾーンになかなか入れないので、
入れるようになりたい。ビジョン・・・自分の眼の弱点を知りトレーニングする方法。 
自分の眼の弱点を知ることができたので、トレーニングしてみたいと思います。 
                                             50代女性

●興味深かった内容:バランス…自然体が一番良いということが分かったこと。
ビジョン・・・自分の見えている状態が本当ではないことがはっきりわかったこと。
自分の身体のことを何も知らないことが分かって、専門的な講義が聞けてとても
参考になった。
とくに眼のことはすべて知らないことばかりで、とても面白かった。 50代女性

●興味深かった内容:バランス…思考が働かないように運動すること。難しさと有効性。
ビジョン・・・動体視力とまったく関係がなかったこと。
正しい方法を知らずにトレーニングをしても意味がないのでとても有益でした。 
                                               田中基さん
img029.jpg


●興味深かった内容:バランス…自分がいくらがんばって力を入れても意味がないこと。
自然状態が大切。
ビジョン・・・いくら眼の動きを上下左右に動かしても意味がないこと。ゆっくりおこなう事
が大切。今日で、「力む」ほど力が伝わらないことが分かり、テニスのプレーの中で
チャンスボールの時など自然にスウィングしたいと思った。 10代女性


●興味深かった内容:バランス…バランスボードに乗ったときの感覚、何気ない動きに
ついて。
ビジョン・・・ブロックストリング、なめらかな眼の使い方。
大変勉強になり、有意義な講習会でした。 30代 空手指導者

●興味深かった内容:バランス…日常動作=全体性
ビジョン・・・トレーニング前後の眼の改善に驚いた。
以前お話しをうかがったときより、一層理解度がアップしました。 
                                 プロサッカーチームトレーナー 

●興味深かった内容:バランス…あたりまえに出来ることを意識が邪魔している
ということ。ビジョン・・・トレーニング後の行動的視方向の安定。
自分の持っている枠、概念から外れることが、自分が自然にできること引き出す
ということがわかりました。日常の中でもそれを発見したいと思います。
                         吉泉愛さん プロサッカー選手(L1リーグ)

img023.jpg