小関アスリートバランス研究所

Kab Labo

バランスの力

心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録


(マガジンID:0000211621) 登録無料 ※内容は変更する場合があります。ご了承下さい。

腰痛を治せる人は…|2007年5月24日

【今日のポイント】

●腰痛改善法 


先日、腰痛改善をテーマに講習会をおこなった。
大変好評だったので、また次回も開催したいと
思います。

現在、腰痛になっている人が1000万人〜3000万人とも
言われている(3000万人だと国民の1/3!)。

痛みを軽減させるためには、二つの方法があって、
1つは、痛みを直接和らげる方法。
つまり原因にアプローチする方法である。
そしてもう1つが、その痛みの原因を改善する方法。
つまり、根本にアプローチする方法である。

本当に直したいのであれば、両方をうまく活用するべき
であるが、常に根本部分に注目することが、
一番の近道である。

腰痛の80%以上は、普段の姿勢や動作のバランスの
崩れが引き起こす腰痛と言われている。
これを姿勢腰痛という。

だとすれば、
その悪い姿勢を改善すれば直るはずなのだが、
しかし、そのより正しい姿勢を指導できる人がいない。
その証拠に最近では若い人、子供までも腰痛になると
いう事態が起こっている。

自然な姿勢を指導できる人がいのだ。

ではどうしたらいいか?
実は、もっと身近に自然な姿勢を知っている人を
ご存知だろうか?

それは「私」。私とはこれを書いている私ではなく、
自分自身のことである。

より自然な姿勢を知っていて、改善できるのは、
自分自身しかいないのだ。
それにはそこまで導く人が必要だが、それが
できる人はとても少ないのが現状です
(そのためにも講習会活動をおこなっています)。

とにかく、
どれだけ自分自身に眼を向け、身体と対話できる
かが姿勢を変化させていく唯一の方法なのだ。

良い姿勢、悪い姿勢とは、我々人間が枠組みした
考え方であるから、それが自然な姿勢だとは
限らないので注意してほしい。

より自然な姿勢か、そうでないかを
知ることがもっとも大切である。

すると結果的に姿勢が原因だった部分は改善
されていくのです。

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自然な姿勢の発見には ボディバランスボード

子供から学ぶ能力開発。|2007年5月24日

【今日のポイント】

●1つの動作の認識を深める。  


子供は同じことを繰り返すのが好きだ。
同じことをしているようで、
実は、全く違うことをしている。

同じ動作に違う意味を発見しているのだ。
だから、毎回が新鮮なのだ。

しかし、大人からみるとよく飽きないなと
首を傾げてしまう。

だから、子供は驚異的な成長を遂げる。

大人(思考優先)になってくると、1つの動作、
物事、言葉から表面的なものだけ見て、
解った気持ちになってしまう。

何故なら、今までの経験で物事を
推測してしまうからだ。
もちろん、それが悪いわけではない。
しかし、それによって運動の可能性は
閉ざされていくのだ。

1つの運動から、
どれだけのものを発見しているだろうか。


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新しい能力の発見には ボディバランスボード

講習会を終えて(腰痛改善・ゴルフ偏)|2007年5月22日

5月19日(土)は、kab labo.講習会、そしてプロゴルファー
の方々に対してのバランス講習会を行いました。
kab labo.講習会でのテーマは腰痛改善講習会として、
腰痛や肩こりが何故発生してしまうのか?
そしてその改善するための方法をアドバイスさせて
頂きました。

また、プロゴルファー対象の講習会では、
新井真一プロとコラボで行い、バランスの崩れが
どのように、スウィングに影響するのか、そして
全体性の重要性の話をしました。
この内容はさらに濃くなると思いますが、
来月6月2日(土)にゴルフのための講習会を
行いますので、興味のある方は是非ご参加ください。
題して「ゴルフバランスの極意」です。
ご期待ください♪


今回も講習会でのアンケートをご紹介させて頂きます。
〜腰痛改善講習会にて〜

大変参考になりました。全体性に関することが興味深かったです。
                                前田悠輔さん

大変参考になりました。全体性の話。音楽を作ることとか、すべてに
共通する話でした。また心の状態がここまで影響があるのかというところ
がダイレクトに解りました。              PA 40代 男性

大変参考になりました。バランスとは何なのか?という話がとても
興味深かった。                     50代 男性

分別することによって全体性(バランス)を欠いてしまうこと。
ニュートラルが大切だという点。体のバランスの話でどんなにかかわりが
深いか、具体的にわかり、面白かったです。ダンスセラピーを学んでいますが、
より深められそうなヒントを頂きました。ありがとうございます。 20代 女性
                               
大変参考になりました。緊張しているとパフォーマンスが下がり、結果体の
一部に負担がかかること。主体性が必要であることが興味深かったです。
自分の普段の身体のバランス状態を知ることができてとてもよかったです。
今日の講習会で習った姿勢、バランスを意識するようにして、根本を改善
していきたいと思います。                        30代女性   

大変参考になりました。形同実異、形異実同の話が興味深かったです。
今までの動きに関する常識とまったく違うので、もっと深く勉強したいと
思いました。                   バスケットボール選手 小磯典子さん


〜ゴルフバランス講習会〜
                          
ゴルフ講習会については、10名ほどのプロゴルファーの方々にアドバイスを
いたしました。講習前にスイングをしていただき、パソコンにとりこんで、
講習後にもう一度スイングして、ビフォー・アフターをチェックしました。
全体的にはスイングが楽になっていることを感じて頂きました。
また、バランスに眼を向けることによって、今まで自分が気付かなかった
癖を知ることができたようです。
この内容を更に濃くし、次回の講習会や新しいプログラムとして作って
いきたいと思います。是非楽しみにしていてください。

第3回バランス&ビジョントレーニング講習会H19.6.3|2007年5月13日

終了いたしました。 『バランス&ビジョントレーニング講習会』 H19.6.3  6月3日(日)に日産スタジアム(横浜市スポーツ医科学センター)にて、 ビジョントレーナー野澤康氏とバランストレーナー小関氏による 「バランス&ビジョントレーニング講習会」を開催いたします。 今回はより実践的なトレーニング方法などを交えて、お伝えしたいと思います。

★前回参加者の声
★前々回参加者の声

私たちの情報源の90%〜80%が
眼から入力されたものだと言われています。


その大事な視覚情報を把握・改善するためにビジョントレーニング
というものがあり、プロ野球選手やプロサッカー選手など多くのアスリートが
取り組んでいるトレーニングです。
同時に一般の人たちに対しても眼使い方や見方など指導もしており、
学習向上やコミュニケーションスキルのデーターとしても、
野澤氏のビジョントレーニングは大きく注目されています。

眼は心の窓と言われるように、メンタルな部分にも大きく影響してきます。
メンタルを変えるためにも、是非取り入れたいトレーニングです。
また眼からの情報を正確に体に伝えるためには、体のバランスがとても
大切になってきます。
バランスを知ることで、パワー、スピード向上のキッカケになると思います。
バランストレーナーの小関が実演を交えてお伝えします。

情報を入力する眼と、その情報を形に変える
実践トレーニング講習会になっております。


スポーツパフォーマンスの向上、眼に対しての不安を持っている方など、
どなたでもご参加できる内容となっております。是非お待ちしております。

ビジョントレーニングについて


◆平成19年6月3日(日) 

◆時間 ・一部 9:30受付 10:00〜12:30(2.5時間)
      ・二部 13:00受付 13:30〜16:00(2.5時間) ※一部、もしくは以前参加した方対象

◆日産スタジアム 横浜市スポーツ医科学センター 中研修室

交通アクセス

◆参加人数  各15名

◆参加費 各8,000円 (両方参加16,000円)

◆内容 

【一部・午前】
<バランス講師> kab labo.代表 小関勲
○ボディバランスの大切さ
・バランスってなに?
・バランスとアンバランスの差
・バランスは運動の土台、土台が崩れていたら?
etc
○バランス能力の発見
・ボディバランスボードに乗ってみる
・バランスをとるコツを知る
etc
○アスリートたちの身体操作のコツ
・バランスがパワーとスピードと優雅さを生み出す。  
・宮里藍選手、イチロー選手に見る思考から身体へ
 任せる瞬間。
 etc

<ビジョン講師> 視覚行動研究所 代表 野澤康

○「集中」することの意味
・人間的に、動物的に視覚が身体運動にもたらすこと
・動体視力の功罪

・意識と適応的無意識 
「見て、わかった」から「見て、わかる」へ
etc
○基本的ビジョントレーニングの実践
etc

・オシム・ジャパン報道が引き起こす勘違い(見て「わかっ
 た」と、見て「わかる」はどう違う?)
・自然な身体運動の強さ、速さを引き出すために、どう「見れ
 ば」いいのか?
・従来の「動体視力」トレーニングで、パフォーマンスアップ
 につながらない理由(わけ) 
・緊張を解除した視線の向き(ニュートラル・ビュー・ポジシ
 ョン)と、自然に視線を合わせる(アクティブ・ビジュア
 ル・ポジション)ことの意味
・福原愛の集中力とは?(ピント合わせと両眼の内寄せのバラ
 ンスが最重要視される根拠)
・「意識」は「下意識」または「適応的無意識」の管理者か?
・アン・ジョンファンの「野生の眼」(動物はすべて周辺視で
 動いている)   


【二部・午後】
<バランス>
各競技の実例を交えて、トレーニング方法をお伝えいたします。

<ビジョン>
○中立的視方向と行動的視方向
・あなたの視線は安定しているか?
・アスリートにとっての全体性を損ねない視力矯正
 眼鏡とコンタクトレンズとレーシック
etc
○ビジョントレーニング中級の各方法
・意識しないで自分を変えるプリズムトレーニングとは?
etc



◆講師プロフィール
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野澤康(nozawa yasushi)
視覚行動研究所 代表

プロ野球選手、J1チーム・選手、アテネオリンピック女子卓球チーム、
トリノオリンピックアルペンスキーチーム、ライフル射オリンピック
代表選手など数多くのアスリートをはじめ、子供の視覚認知、
眼球運動に関する検査やビジョントレーニングの指導など、
幅広く活躍している。
 

小関勲(koseki isao) 
kab labo.代表
バランストレーナー
アスリートのバランストレーニングの指導や講演、講習会活動を全国的に行っている。
アスリートだけではなく、子供から高齢者まで数千人のバランスを見ており、
立ち方や歩き方、体の使い方など実技を通しての分かりやすい指導で人気を博している。

お申し込み


お問い合わせ

2007.6.2 『ゴルフバランスの極意』 kab labo.コラボ企画|2007年5月13日

終了いたしました。

2007年6月2日(土)に「ゴルフバランスの極意」と題して
講習会を行います。
ゴルフにおける総合バランストレーニング講習会です。

局部的なトレーニングだけではなく、
全体的なバランスをとることで、能力の土台を見直します。
この土台があるからこそ、技術というものが成り立つのです。
無理な体の使い方や局部の過剰動作が体を壊したり、
パワーを出し切れない原因となります。

現在指導力にも大変定評のある新井プロによる指導と
バランスのスペシャリストの小関がゴルフバランスについて
お話しします。
動作も交えて講義いたしますので、カラダで納得して
いただける内容となっております。

飛距離、正確性、安定性、ケガの予防・改善方法など
総合的にアドバイスいたします。
定員は10名〜15名と少数にてじっくりアドバイスいたします。


◆場所 江戸川区総合体育館  スタジオ
〒133-0043 東京都江戸川区松本1-35-1
TEL.03-3653-7441 FAX.03-3653-7161
(※講習会詳細については問い合わせしないで下さい)

交通アクセス

◆日時 6月2日(土) 
     15:00受付 
     15:15〜18:15(3時間)

◆参加定員 15名

◆参加費 7,000円

◆持ち物  筆記用具、内履き(運動靴)、ゴルフクラブ(1本)

◆講師:新井真一プロ、kab labo.小関勲

◆講習内容

○身体バランスを体感する。
・バランスとは?

・バランスが崩れると?
・バランスがパワー、正確性を生む

○道具のバランス
・クラブの重心を捕まえる
・手で握るのではなく、全体で握る
etc

○姿勢(フォーム)
・自然体を知る
・アドレスの作り方
etc

○スウィングバランス
・クラブの重心と身体の動きを一致させる。
・体に任せることで、自然に振れる。
・ボールと飛距離の関係
etc

○集中力
・成功と失敗の原因
・パットについて
・ビジョン(周辺視と中心視)
etc

○ Q&A

※内容は変更する場合がございます。


◆講師プロフィール

【新井真一プロ(あらい しんいち)プロフィール】
レギュラーツアー出場経験もありグローイングツアー優勝の他ツ
アーでのハーフ最小スコア(28)も保持しています。
日本、アジア、アメリカミニツアー出場の他、現在USPGAツアー
で活躍中のカルロス・フランコ(パラグアイ)選手のキャデーを
務める等幅広い視野を持ちゴルファーを型にはめず身体に優しい
スイングを目指すレッスンには定評があります。
現在、様々な有名人の指導もおこなっています。

主な書籍 ■[ジュニアゴルフ] 池田書店 
■[今の技術で100を切る!] 高橋書店  
■[練習場で確実にうまくなる!] 高橋書店  

新井プロの著書を読んでスコアを伸ばす人が急増中!


お申し込み

問い合わせ


19.5.19 kab labo.講習会(腰痛改善バランスTR)|2007年5月 2日


  H19.5.20(日)                終了いたしました。
〜H19.5.19 (土)kab labo.講習会のお知らせ〜
-------------------------------------------------------
今月のテーマ :腰痛、肩こり、スポーツ傷害の改善トレーニング
-------------------------------------------------------
           
        ※会場と日時を変更いたしました。
腰痛改善バランストレーニング

腰痛や膝痛、肩こりなど慢性的な痛みで、苦しんでいる人は後を絶えない。
様々な健康グッズや腰痛改善運動など数え切れないほどである。
しかし、その兆候は減るよりむしろ増えているのではないだろうか?
さらに深刻なのは、子供が腰痛や肩こりを訴える現状である。
ハッキリ言って道具に頼っているうちは、苦しむ人が増える一方であろう。
スポーツにおいても腰を壊してしまうのは選手生命に関わるくらい
大きな問題である。

単に腹筋、背筋の強化は負担に強くするための対象療法の一つに過ぎない。
そのほか色々な改善方法を見てきたが、どれも同じである。

バランストレーニングを行なって腰痛が改善、もしくは軽減した人は
数え切れないほどである。
なぜなら、殆どの腰痛や肩こりなどの症状は、普段の姿勢や動作の
歪みから来ているのだ。

我々の動きの原点である「姿勢」を知ることがもっとも大事である。

改善した人の共通点として、やはり姿勢の変化である。
これは、無理やり姿勢を正したのではなく、
良いバランス、悪いバランスをカラダで知ってもらうことで、
本人が真から自覚するのである。

そしてもう1つの大事なポイントは、
腰痛を治すことが目的になっていないことである。
痛みを軽減させることが目的になってしまうと、
病気になったら薬を飲ませるようなもので、根本的な改善に繋がっていない。
痛みにアプローチするのではなく、根本の原因にアプローチすることが
とても大事なのだ。

以前、20年間もヘルニアに苦しんでいた人から、
「お陰さまでまったく痛みがなくなりました」と報告がありました。
さすがに、重度の症状の人が見事に改善したのには驚きましたが、
彼の行なった方法も、自分の姿勢を知ることをしただけだったのです。

そんな声が沢山あったので、今回講習会を企画しました。

腰痛、膝痛、肩こり、スポーツによる怪我など、殆どが
バランスの崩れからくるものです。
バランスを改善して、少しでもお役に立てれば幸いです。

是非興味がある方はご参加ください。

◆日時 
  
 平成19年5月20日(日)

   平成19年5月19日(土)

   ・腰痛改善バランストレーニング 13:00〜16:00 
     12:00〜14:30 (2.5h)

◆受講費

  5000円  (定員になり次第締め切ります)

◆講習会についての連絡先
Haruinu Music 加藤までお願いします。
携帯 070−5576−8798(12:00〜20:00受付)

 
◆場所 
江東区森下文化センター   研修室2
    〒135-0004 東京都江東区森下3−12−17 
    電話03-5600-8666

     ・清新町コミュニティ会館 1Fホール
              〒134-0087 江戸川区清新町1-2-2
              電話:03-3878-1981  FAX:03-3878-7270
        
      上記は会場の連絡先で講習会の問い合わせは受け付けておりません。

      
     
・交通アクセス

      駐車場: 無料駐車場有り

      アクセスは地下鉄西葛西駅よりバスなら4分
      バス停2つ目の「清新町2丁目」下車すぐです。

    

    講習会については上記加藤までご連絡ください。
    

◆講師 KAB LABO. 代表小関勲

◆主な内容


・バランスとは
 バランスの認識を変える。
・全体性の意味
 本来の運動とは
・バランス、アンバランスを知る。
 ケガの原因を知る
・より自然な姿勢を知る。
 姿勢からすべてが変わる
・バランスボードトレーニング
 自己のバランスを知る
 身体に任せる

・Q&A
 何でもどうぞ。

※内容は状況によって変更する場合があります。


◆参加申し込み

◆お問い合わせ

新潟・バランス&ビジョン講習会を終えて|2007年5月 1日

新潟バランス&ビジョントレーニングを終えて 今回も様々方々が受講してくださいました。 野球、サッカー、アイスホッケー、合気道、自転車、理学療法士、陸上、 スノボー、スキー… 様々な方々にご参加頂きましたが、講習会を受けて 今までバラバラだったパズルが組み合わせることができたようです。

一部ではありますが、アンケートをご紹介いたします。


●大変参考になりました。ニュートラルポジションのとり方や周辺視していくこと、
逆に見ないようにすることが興味深かったです。
日常生活やスポーツの中で自分の経験や意識に囚われ、身体の自由を奪われて
いたことに気付かされました。                   野球 根津政洋さん

●大変参考になりました。グレーゾーン、周辺視の内容が興味深かったです。
自分の心の状態が動きに強い影響を与えていることが解った気がします。
                                     接骨院 池田孝一さん

●大変参考になりました。バランスについて、全体性の認識はあったのですが、
それでも肚、腰、軸、仙骨、を意識していました。
「分ける」概念が全体性を崩すことに納得しました。「身体に任せる」「自然体」の大切さ。
ビジョンについては、とんでもなく、自分の眼が劣っていることが解りました。
バランスもビジョンも自己の意識を離れる(うまく処理する)ことが肝要ですね。
                                     50代 女性

●大変参考になりました。無意識、周辺視、全体性を崩さないことが興味深かったです。
今回、特にスポーツに置き換えて考えていましたが、全ての物事に応用して
自分なりにバランス&ビジョンを使えるようにしたいです。
本当に良いお話をありがとうございました。           スノボー 竹内也人さん

●大変参考になりました。バランスについて全体性を保ったまま動くことの意味や
必要性、感じ方。ビジョンについては、視覚機能評価(自分の眼がどのように動くのか)が
大変興味深かったです。なんとなく気付いていた周辺視や全体性の意味が少し整理
されてきました。患者に伝える努力をしていきたいと思います。   20代 男性

●大変参考になりました。バランスについては、全体性が重要で一部の動作に囚われ
過ぎてはいけないということ。ビジョンについては、「見ようとしない」ことをするために
ビジョントレーニングをするということに、眼から鱗が落ちる思いでした。
バランスもビジョンも1つの感覚で両方とも全体性の中の1つとして働いているということが、
大変参考になりました。緊張と弛緩の間で動くことの大切さが、無実感であるから本人の
感覚が重要だとわかりました。                教諭 陸上 鈴木圭輔さん

●大変参考になりました。ニュートラルポジション、中心視、周辺視による運動の変化。
自分の身体や眼の使い方は知っているようで知らないということがよく分かりました。
理解した上で普段の生活やスポーツに生かせたら嬉しいです。     40代 女性

●大変参考になりました。バランスについては自然体(ニュートラルポジション)、
ビジョンについては、逆に見ないようにすることについて興味深かったです。
全く思ってもみなかった目の話には、価値観が変わってしまいました。
                                            40代 男性

今回企画して頂いた視覚行動研究所の野澤先生、スタッフの方がありがとうございました。
またこのような機会を増やしていきたいですね。
今回もほぼ全員がまた次回も参加したいという感想を頂きました。
自分の身体の声を素直に聞くことが、自然な運動を生み出すことを理解してもらえた
のではないでしょうか。
入力(ビジョン)と出力(動作)を上手に活用してそれぞれの分野で活かして頂ければ
幸いです。次回は秋ぐらいに バランス&ビジョンを開催いたしますので、
楽しみにしていてください。                        kab labo.小関

能力の発見|2007年4月25日

【今日のポイント】

●能力とは付け足すものではない。
   その存在を発見すること。 
 


バランス能力も、
みんながもともと持っている能力である。

床が滑って転びそうになった時、
貴方はとっさにバランスをとるはずだ。

誰かに急に押された時、
とっさにバランスを保とうするはずである。

それらは瞬間的な動きであり、
頭で考えてできる運動ではない。

それは単に練習したからできるのだろうか?

毎日バランスをとる練習をしないと
できない動作だろうか?

そうではない。

もともと人間が持っている能力である。

ライオンが狩の仕方を練習するだろうか?
チーターが走り方を練習しているだろうか?
本来人間も動物である。

それには付け足すという思考から、
発見する思考へと転換してかなければならない。

それだけで、能力は飛躍的に開発される。

我々には能力を作ることはできない。
「考える」能力を作ることはできない。
「見る」能力を作ることはできない。
「動く」能力を作ることはできない。
「バランス」能力を作ることはできない。
我々ができるのはその存在を発見することだけである。

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4月新潟バランス&ビジョントレーニング講習会 受付中!
・予定 5月 kab labo.講習会

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能力の発見には ボディバランスボード

実感と無実感のパフォーマンス|2007年4月23日

【今日のポイント】

●実感の落とし穴


バランスとは全体性である。
この全体性を崩したとき、能力の損失は相当なものである。

しかし、ここに気づいている人は本当に少なく、プロのアス
リートでさえ理解している人は少数である。

その全体性を崩す大きな原因のひとつが実感である。

実感とは身体の局部的な緊張であり、過剰な感覚であり、
バランスを崩す、余分な力である。

例えば、片腕を過剰に力を入れてみる。
そして、その腕で何かを押してみる。
すると、その力を入れた腕だけで押しているように感じる。
次に、力を抜いた状態で同じものを押してみる。
すると、感覚は薄くなるが、身体全体が働きはじめて、
押すのがとても楽になる。

簡単な実験だがこれだけ差がでるのだ。

常に身体のあちらこちらに力を入れている人がいるが、
こういう人はかなりもったいない。

実感とは力が入っている感じはするのだが、じっさいは能力の
半分も出せない。局部的な力しか表現ができないのだ。

バランスボードに乗れない人は、脚の力だけで何とか乗ろうとする。
これも局部の力であり、実感がある身体の使い方である。

いいパフォーマンスができたとき実感がないという選手は多い。
つまり、どうやったか理解できないと言っているのだ。

「ボールがあたった感じがない」
「攻撃した感じがない」
「いつのまにか相手が倒れていた」

このとき、実感として記憶が残っていないのは、局部的な力ではなく、
全体性が働いるからである。

ケガの多い人も実感に頼る人が多い。
ものが壊れるとき、どこかに支点(固定点)があり、その付近から破損する。

同じように、
過剰な実感とはこういった支点を作ることとも言える、
野球などボールを投げる運動などでは、肩や肘がケガをするのは
こういったことが原因となっている。
ボールに力が伝わらないのも、バッティングにパワーがないのも過剰な
実感が原因となっていることが大きい。

トレーニングを指導したある高校での話だが、部員が70名ほどの
野球部に故障者はほとんどいない(これは驚くべきことらしい)。

これは、そういった概念で身体の使い方を学んでいるからなのだが、
実感をなるべくもたないことを重視している。
バッティングしかできないグランドしかないのにも関わらず、
毎年成績も上昇し、今では県でもトップクラスの実力を持っている。
実感を持たないということは、同時に身体全体で運動を行っていると
いうことなのだ。

全体性を保つには、いかに
実感のない感覚で運動ができるか
ハイパフォーマンスを常に表現するために重要なことである。

実感とは局部的な表現であり、
無実感とは全体的な表現である。

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・予定 6月 kab labo.講習会

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身体は「1」|2007年4月20日

【今日のポイント】


●区別がバランスを崩す。


人の身体は、頭、首、肩、胸、腹、腕、腰、尻、脚、足…etc  と 
様々な名称が付けられている。
もちろん、私たち人間が考えたものである。

名称として分けることはできるが、
運動として捉えた場合、同じように分けることができるだろうか?

動物達はわざわざ、自分の腕、自分の脚などと認識してはいない。
なぜなら、身体は1つであり、実際は分別できるものではないからだ。
身体の細胞1つ1つまで、すべて関連して存在しているのだ。

だから、名称として身体は分けられても、
動作、運動は分けることができない。

より質の高い運動、自然動作を求めるならば、
このことが前提になければならない。

片脚立ちをしてうまくバランスがとれない人は、
軸となる片脚だけでバランスをとろうとしてしまってる人が多い。
逆に楽にバランスを保てる人は、身体全体が片脚立ちという
運動に参加している。

私が講習会で言っている「全体性」とはこのことに大きく関係する。
動物の動きと人間の動きが違うのはここの感覚なのだ。

人は言葉を使ってコミュニケーションをとる。
だから、より深く共通認識を高めるために
言葉は細かくなっていったと言える。

それは別に悪いことでもないし、このお陰で文明が発達したのは
言うまでもない。

しかし、この分けたことで、人の動作はより不自然なものとなっている
のも現実なのだ。(本来の能力が発揮できない)

ほとんどの人が、
「腕を挙げてください」と要求しても腕しか動かない。
本来は腕を挙げる運動には脚までも連動しているのに。
「身体を捻ってください」と言っても、腰しか動かさない。
全体が協調していないのだ。
これでは、ケガをするのは当然である。

「腕」と名称をつけることで、その部分しか動かせないという
深層心理が働いてしまっているのだろう。
本来は腕という名称は後付けであるのにだ。

身体を細かく分けることで、動きを解説したり、説明することはできるし、
聞く方もなんとなく納得できる。
ただ、分けることが、本来の運動の原理から眼をそらして
しまった原因とも言える。
だから、肩は肩の動き、腕は腕の動き、手は手の動きと、
それぞれがバラバラの運動をしてしまうのだ。

結果的に局所に負担がかかり、ケガがしやすくなるのはもちろん、
本来の能力が発揮できなくなる。

でも、バラバラな動きばかりではない。
過剰な意識が働いていない場合、
私たちの何気ない動作には、その全体性が働いている。

歩く運動をみても、手と足と胴体がバラバラに動くことはない。
全身が協調して運動している。
だから、人生の殆どで歩くことが苦になることはないのだ。
スポーツをして体が辛くないだろうか?
局所が痛くなっていないだろうか?
分別することで動きがバラバラになり、このような現象が起きる。
パワー不足、スピード不足は全体性がない証拠である。

身体の名称は限りなく分別できるが、
身体や動作は本来1つなのだ。

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